防衛省は21日、海上自衛隊が米海軍とオーストラリア海軍と共同訓練を実施し、この中で米豪の艦艇に対し、海自護衛艦による「武器等防護」を行ったと発表した。武器等防護は安全保障関連法に基づき、自衛隊が他国軍の艦艇や航空機を警護するもので、昨年初めて豪軍も対象に実施した。米豪に対し、同時に行うのは今回が初という。   同省によると、19、20日に関東から四国の南方海域で戦闘や洋上補給の訓練を実施。この中で護衛艦「せとぎり」が、米空母「ロナルド・レーガン」や豪海軍の補給艦など4隻を警護した。  同省は「日米豪の一層緊密な連携が可能になったことを示すもので、わが国やインド太平洋地域の平和と安定に極めて重要だ」としている。(了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 米豪軍艦艇に「武器等防護」=共同訓練で、同時実施は初―海自