【ロンドン時事】世界気象機関(WMO)は6日公表した報告書で、2015~22年が観測史上最も気温が高い8年間になるとの分析結果を示した。大気中の温室効果ガスの濃度が高まり、地球上に熱が蓄積しているためという。  22年の世界の平均気温は、産業革命前を約1.15度上回る見通し。太平洋赤道域東部の海面水温が平年より低くなるラニーニャ現象による冷却効果で、単年では観測史上5、6番目の高さにとどまるとみられるが、報告書は「長期的な(温暖化の)傾向を逆転させるものではない」と警告した。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 史上最も暑い8年に=15~22年、温暖化で―世界気象機関