【ワシントン時事】米通商代表部(USTR)は3日、台湾との経済連携を強化する「21世紀の貿易に関する米台イニシアチブ」の交渉会合を8、9日にニューヨークで開き、正式交渉を始めると発表した。日米など14カ国が参加する経済圏構想「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」に台湾が加われないため、この協議体が代替の枠組みとなる。  米台イニシアチブは貿易円滑化やデジタル経済、サプライチェーン(供給網)での強制労働排除など11分野が柱となる。台湾に軍事と経済の両面で威圧を強める中国への対抗も念頭に、民主主義の価値観に基づく貿易・投資ルールを構築する狙いだ。 【時事通信社】
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記事名:「 米台貿易、正式交渉開始へ=8日からNYで