北海道・知床半島沖で観光船「KAZU I(カズワン)」が沈没した事故で、第1管区海上保安本部(小樽市)は19日、同半島で8月に発見され、行方不明者とDNA型が一致したとしていた頭蓋骨について、東京都葛飾区の女性乗客=当時(36)=だったと発表した。  頭蓋骨は、捜索に参加した地元漁師が8月14日、半島先端部で発見。同本部は9月、行方不明者とDNA型が一致したと発表したが、周辺で見つかった複数の骨片の鑑定結果が出ていなかったため、性別や年齢などは公表していなかった。同本部は骨片についても女性のものだったことを明らかにした。  事故は4月23日に発生し、これまでに乗客乗員26人のうち、20人の死亡が確認された。同本部は現在も不明者の捜索を続けている。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 海保、36歳女性乗客と公表=知床で発見の頭蓋骨―観光船事故