「1票の格差」が最大2.08倍だった昨年10月の衆院選は投票価値の平等に反し違憲だとして、弁護士らのグループが選挙無効を求めた16件の訴訟の上告審で、最高裁大法廷(裁判長・戸倉三郎長官)は12日までに、判決期日を12月14日に指定した。  訴訟は全国14高裁・支部に提起された。うち9件の判決は格差是正に向けた国会の取り組みを評価するなどし「合憲」としたが、7件は格差が2倍を超えていることを問題視して「違憲状態」と指摘し、判断が分かれた。選挙無効の請求は、いずれも退けていた。 (了)【時事通信社】
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記事名:「 「1票の格差」12月14日判決=昨年衆院選―最高裁大法廷