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先代のサイネット5は同100ギガビットで、東京―大阪間のみ400ギガビットだった。サイネット6でも九州―沖縄間や海外との通信速度は100ギガビットで変わらない。全国に光ファイバー網を張り巡らせ、理化学研究所のスーパーコンピューター「富岳」(神戸市)や高エネルギー加速器研究機構(茨城県つくば市)の大型加速器などでも活用されている。情報学研究所の喜連川優所長は「自然災害にもサイバー攻撃にも強靭(きょうじん)だ。遠隔手術の技術開発にも使える」と話した。
今後の発展について、国立大学協会会長の永田恭介・筑波大学長はインターネット上でデータを管理するクラウドサービスの導入、理研の五神真理事長(前東京大学長)は小中高校との接続に期待を示した。(了)
【時事通信社】
〔写真説明〕学術情報通信ネットワーク「サイネット6」のオンライン開通式で説明する国立情報学研究所の喜連川優所長(右)=30日午後、東京都千代田区の学術総合センター