「瀬戸内を旅するワイン」をテーマに広島、山口、兵庫各県など瀬戸内産のブドウを原料に使ったワインが、瀬戸内醸造所(広島県三原市)で造られている。かつて造船所があった場所に立地し、ワイナリーに併設するレストランでは、瀬戸内海を眺めながら地元の食材を使った料理とワインを味わえる。  太田祐也社長(38)は、地域の食文化を守り、伝えていきたい思いで運営していると語る。現在は年間約1万本を生産。その土地の果実の良さを引き出すため、糖分や酸を加えず、果実の成分だけで醸造している。  耕作放棄地をブドウ畑に活用したり、農家からもニーズがある時期を過ぎ、取引されなくなるものを仕入れたりするなど、地域の課題解決にも取り組んでいる。 (了) 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 「瀬戸内を旅するワイン」=広島県三原市〔地域〕