クボタは15日、ハンドルが空転する恐れがあるなどとして、農業用トラクター計140車種3万2771台(1998年1月~2021年12月製造)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。複数箇所の修理が必要な車両もあるという。  国交省によると、このうち3万2545台では、一定の条件下でステアリング装置の油圧回路に気泡が発生。気泡が油の供給を妨げ、ハンドルが空転する恐れがある。  また1万658台については、本来は剥がしておくべきフィルムの上に吸音材が張られており、フィルムと一緒に吸音材がはがれると、マフラーの熱で焼ける可能性がある。  不具合は計25件報告されている。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 クボタ3.2万台リコール=ハンドル空転などの恐れ