現在、建設工事が進む岐阜県の新庁舎前の公園に、日本三大桜と言われ、国の天然記念物に指定されている「淡墨桜」の2世を植樹した。約10メートルの成木を、京都の造園業「植藤」の当主ら職人6人がクレーンでつり上げて植え付けるなど、約7時間の作業が行われた。  今回植樹した桜は、世界遺産の仁和寺御室御所の造園を1832年から代々担う植藤の当主で、桜守として知られる第16代佐野藤右衛門氏が、約30年前に岐阜を訪れた際に偶然持ち帰った種子から育てたもの。同氏は「縁のつながりを感じる」と語った。  植樹作業を見守った古田肇知事は「この桜が岐阜県を見守ってくれる。県のシンボルになれば」とほほ笑んだ。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 新庁舎前に淡墨桜2世を植樹=岐阜県〔地域〕