【リマAFP=時事】ペルーの首都リマ・コマス地区で、飼い主から逃げ出しニワトリなどを襲い騒動となっていたイヌ科「クルペオギツネ」のルンルンが、動物園に保護された。当局が9日、明らかにした。飼い主はルンルンをシベリアンハスキーだとだまされていた。(写真は資料写真) 生後8か月のルンルンは、近隣住民が飼っていたアヒルやニワトリ、モルモットなどを襲っていた。 農業開発・かんがい省によると、森林野生動物局が8日夜、コマス付近をうろついていたルンルンの捕獲に成功した。 ルンルンの健康状態は良好で、リマ市内の動物園に保護された。園ではすでに人気者になっている。 地元紙によると、ルンルンは先週末だけでモルモット15匹とニワトリ6羽を食べてしまった。 別の地元紙は、近所に住んでいた女性はルンルンと仲良くなり、焼いた鶏肉を与えていたと伝えた。 飼い主のマリベル・ソテロさんは動物市場で、シベリアンハスキーだとだまされ、50ソル(約1400円)で娘のためにルンルンを購入した。 ソテロさんはアメリカTVに対し「オオカミ犬だと言われた。普通の犬のように普通の餌を食べていたが、成長するにつれ、犬ではないことが分かってきた」と語った。 政府は、ルンルンは密売されたとみている。野生動物を密売した場合、禁錮3年から5年が科される可能性がある。【翻訳編集AFPBBNews】〔AFP=時事〕(2021/11/11-14:58)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 ハスキー犬のルンルン、実は「クルペオギツネ」 ペルー