春の訪れと共に気温も上昇し、アウトドアアクティビティにはベストシーズンになって来ました。絶景のテント場から見る日の出は一生物です!

登山も何回か経験して、今年こそはテント泊登山に挑戦したいという方必見!テント泊登山デビューに必要な装備、注意点、そしておすすめの絶景テント場をご紹介していきます。準備をしっかり整え、山の冒険へ出かけましょう!

テント泊登山と普通のキャンプの違い

登山をして 山地のテント場 でテント泊をするのと、平地の車アクセスもできる オートキャンプ場 でするキャンプは 全く別物 なので要注意!

キャンプ場では車アクセスも可能なので、荷物を気にすることなく好きなだけ持参でき、トイレや水場、炊事場など施設も充実しており実に 快適 なのです!

それにひきかえ、テント泊登山では基本歩いてしか辿り着けない場所にテント場があるので、テントや寝袋、食事などの全ての装備を リュックに背負って移動 しなければなりません。そのため、あまり重くならないように装備を軽量化し、それでも1人 12〜20kg 程のリュックを背負って長時間山を登ることになるので 体力が必要 です。さらに、山では水が貴重なため、水場のないテント場などもあり少し不便に感じるかもしれません。

しかし、テント場から見える景色は 登った人にしか味わえない パノラマ絶景が広がっており、自然の中での限られた装備で寝泊まりする 非日常な体験 が魅力的で「なかなかやめられない!」とハマる人も増加しているのです。

テント泊登山の装備リスト

45L~65Lの大型リュック

全ての装備が入る大型の登山用バックパックが必要になります。容量は45L~65Lがベスト。

山岳用テント

テントは1人〜2人用の軽量でコンパクトなだけでなく、山岳用考えて作られた雨や強風にも耐えられる強度なテントが必須です。

「キャンプ場用」のテントではなく、山岳用テントを選びましょう!

寝具(寝袋・マット)

寝袋(シュラフ)は軽量で圧縮性のあるものが良いです。ダウンシュラフは軽く、保温性も高いのでおすすめ!夏場でも山は冷えるので3シーズン用のマミー型を選ぶと体にフィットし暖かく眠れるでしょう。

寝袋の下に引くマットは地面の凸凹を軽減するクッションがわりになり、地面からくる冷気を抑える断熱効果があります。折りたたみ式とエアマットがありますが、初心者には軽くて丈夫な折りたたみ式の銀マットがおすすめです。

水・食事・調理器具

テント泊での食事は軽量で調理が簡単なフリーズドライ食品やラーメン、湯煎するだけのレトルト食品などがおすすめです。ゴミは全部持ち帰らなくてはいけないので余分なパッケージやプラスチックは事前に家で外してくるのが良いでしょう。

調理用クッカーやバーナー、ガスもコンパクトでひとつに収まるタイプが収納にベストです!

着替え・防寒着・雨具

「山の天気は変わりやすい」という言葉がある通り、山では天気が変動しやすいです。特に夜は冷え込むのでダウンジャケットやフリースなどの保温性の高い防寒着を持参しましょう。

晴天でもいきなり雨が降る可能性もあるので、雨具を忘れずに。

その他のギア・持ち物

ヘッドライト、行動食、ファーストエイドキット、登山計画書、地図&コンパス、モバイルバッテリー、衛生用品など。

【注意点】テント泊登山は事前準備・リサーチ・計画が大事

初めてテント泊登山に挑戦する方はいくつか注意するポイントがあります。

まずは事前に登山道とテント場を しっかりリサーチ し、最初は登山の難易度が低く、登山口からテント場までの 距離が短いコース を選ぶのが良いでしょう。その日の 天候や気温 をしっかりチェックし、天気が不安定な場合は予定変更もプランに入れましょう。

登山届け をしっかり提出し、初めはソロテント泊は控えて友人と数人で行くのが安心です。

また、テント場についてからテント設営に手こずらないためにも事前に 設営方法をシュミレーション したりして何度か練習しておくと本番ではスムーズに設営できるのでおすすめ!

初心者にもおすすめの絶景テント場

木曽駒ヶ岳

最初は比較的ハードルの低いテント場でチャレンジするのがベスト!そこでおすすめするのが 木曽駒ヶ岳 のテント場です。

木曽駒ヶ岳は長野県の中央アルプスにある山で、 日本百名山 にも登録されていて 標高は2,956m もあります。

スタート地点の登山口まではロープウェイで簡単に標高2,600m地点まで上がれて、テント場のある頂上山荘までは 約2時間の短時間 の登山ルートになるので、重いリュックを担ぎながらでも挑戦しやすいでしょう。

ロープウェイ運賃:大人1名往復 2,290円(2,024年4月1日料金)

※運賃は乗車日によって異なります。ご利用の際は事前に 公式ウェブサイト で確認しましょう。

https://www.chuo-alps.com

登山コース

駒ヶ岳ロープウェイ「しらび平駅」から乗車すること7分ほどで絶景の景色の広がる千畳敷カールへ到着します。

登山口の千畳敷カールは ダイナミックな岩肌むき出しの山々 が並ぶカール地形で、春から夏にかけて色とりどりの高山植物が花を咲かせ、美しいお花畑の光景が鑑賞できます。そこから登ること1時間ほどで最初の山小屋の宝剣山荘、天狗荘へ到着します。そこでは宿泊の他、トイレと休憩できる喫茶&食堂があり、食事や軽食を取ることも可能です。

さらに、40分ほど登るとテント場のある頂上山荘へ到着します。

頂上山荘テント場

頂上山荘テント場は70張ほどのテントを張れる広い面積があり、テント場からは 一面開けた絶景 の景色が一望できます。頂上山荘で受付を済ませてから空いているお好きな場所で設営可能です。

トイレ、水場は頂上山荘のを利用可能ですが、環境負荷軽減のため、歯磨き粉、洗顔料の使用は禁止です。そして ゴミ も忘れずに全て持ち帰りましょう。

テントからは 満点の星空 と翌日には雲海から覗く神々しい日の出を鑑賞でき、 最高すぎる テント泊体験ができます。

頂上山荘インフォメーション

開設期間:7月上旬~10月中旬

幕営料:1名 2,000円

https://miyadakankou.co.jp/chojosansou

木曽駒ヶ岳山頂アタック

テント場から30分ほどで頂上アタックが可能!

重いリュックはテントに置いて登り、山頂では標高2,956mからの パノラマビュー をお楽しみいただけます。晴れて見晴らしいの良い日は 富士山 や南アルプスと北アルプスの山々も一望できる絶景が待ち受けています。

木曽駒ヶ岳は中央アルプスの最高峰で最高の見晴らしですが、初心者でも比較的登りやすく、 初めてのテント泊 にはおすすめの山となっています。

準備をしっかり整えて大自然でのテント泊を楽しみましょう

これからテント泊登山を始めたい人向けに必要な装備と注意点を紹介しました。テント泊の醍醐味はなんと言っても絶景の景色の中で寝泊まりし、満点の星空と白いカーペットのような雲海から覗く日の出を拝めるれることです。

何事も始める前はリサーチと準備が大事です。準備万端で絶景のテント泊登山にチャレンジしましょう。


luana

余暇プランナー

フリーのトラベルライターです。海外旅行、登山、キャンプが大好きで、今まで20ヵ国以上旅してきました。現在は夫婦2人でキャンピングカーに暮らしながらヨーロッパを周遊中です。ベタで有名な観光地より、あまり知られていない絶景の秘境スポットが好きなので、キャンピングカーで探索しながら色んな国の体験談を紹介していきたいと思います。

【テント泊登山の始め方】初心者必見の持ち物リスト・注意点・おすすめの絶景テント場をご紹介

情報提供元: YOKKA
記事名:「 【テント泊登山の始め方】初心者必見の持ち物リスト・注意点・おすすめの絶景テント場をご紹介