株式会社ビーマップは、集合住宅向けWi-Fiサービス「ビーマップのアパートらくちん(楽賃)Wi-Fi 『アパらくWi-Fi』」サービスを提供しています。

集合住宅向けのWi-Fiの中でも、他にあまり聞かない「クラウド管理型Wi-Fiサービス」とは何なのか、そしてその利点はどのようなものなのか、ビーマップの担当者の方に実際にお話を伺いました。

 

集合住宅向けのクラウド管理型Wi-Fiサービス「アパらくWi-Fi」

 

ビーマップとは

無線LAN・交通・流通・通信・カメラ監視等のインフラ構築だけでなく、収集したデータを元にIT技術を駆使し、情報端末との組み合わせたサービスやイベントの企画・運営なども行なっています。

ビーマップはより良いサービスの提供が出来るよう、様々な知見を収集しサービスに反映しており、2022年10月よりクラウド管理型の集合住宅向けWi-Fiサービス「アパらくWi-Fi」の提供を開始しています。

 

クラウド管理型のWi-Fiって何?

クラウド管理型Wi-Fiとはアクセスポイント、つまり「Wi-Fi端末を無線でルーターにつなげるために必要となる機器」をクラウド上で管理することが出来るシステムです。

これまでは複数のアクセスポイントを管理するためにコントローラーが必要だったり、適切な電波・チャンネルを配分することが必須。

さらには各機器ごとに設定をしなければならなかったり、メンテナンス時にも1つ1つ個別に確認する必要がありました。

しかし、クラウド管理型はオンライン上でアクセスポイントの管理が出来るだけでなく、コントローラー型と同様の一括管理が出来る上に、高額になりがちなコントローラーの購入が不要。

設定もクラウド上から出来るため、保守・管理の手間も大幅に削減出来る点が特徴となっています。

 

ビーマップの「アパらくWi-Fi」とは

従来の「集合住宅向けWi-Fiサービス」は、物件ごとにインターネット回線を契約し、面倒かつ大掛かりな工事を行なって設置する必要がありました。しかし、ビーマップの「アパらくWi-Fi」は、1つの回線を複数棟物件でシェアすることが出来るという特徴があります。

これは米国Meta(元Facebook社)を中心に開発されたミリ波無線プラットフォーム「Terragraph機器」によるもので、光ファイバーに匹敵する高速大容量ブロードバンドを無線で実現し、さらに低価格で設置も簡単です。

このTerragraph機器のミリ波を使用することで、公道を挟むなど「ある程度距離が離れた複数の建物」のネット環境でも、1つの回線にまとめてしまうことが可能なのだとか。

こちらが実物の中継機。こちらを経由することで複数物件でWi-Fi回線シェアが出来るようになるそう。

新規の回線契約をする必要がないため、場合によっては数年で中継機などの設置費用も回収出来てしまうことも。

今回、ビーマップの執行役員 事業推進本部 ソリューション事業部 事業部長を務める白井利顕さんに、この「アパらくWi-Fi」についてお話を伺いました。

 

現地に出向かなくても原因調査・対応が可能になる

白井さんによると、この「アパらくWi-Fi」は昨年より提供を開始。他にないクラウド管理型の集合住宅向けWi-Fiサービスとのことで注目を集め、既に数件の導入に至っているのだとか。

「アパらくWi-Fiを導入するオーナー様や企業様にとって1番のメリットは管理面です。クラウド管理型Wi-Fiサービスの大きなメリットとして、現地に行かなくてもある程度の状況が把握出来ることにあります。
当社にお問合せ頂ければ、管理会社などを経由して現地に出向いて原因調査をしなくとも、ある程度の原因把握や対応が可能になります。」

と説明。

ある日突然「電波が飛んでいない」状態となっていても、電波は目には見えないため気づかないことが殆どです。

同席して頂いた代表取締役社長の杉野文則さんによると、ビーマップでは導入した拠点のWi-Fiの稼働状況はリアルタイムで把握出来るそうで、

「オーナー様や入居者の方が気づく前に“これが壊れているのが原因なので交換をしましょう”といったような、スムーズな対応を行うことが出来るんです。」

と話してくれました。

 

入居者によって個別の対応も可能に!

また面白い活用方法として、アクセスポイントがクラウド管理のため、Wi-FiのON・OFFについても各部屋毎に行える点です。

例えば「小さな子供がいるので20時以降はWi-Fiを止めて欲しい」という要望や、「家賃を払わず居留守を決め込む滞納者の部屋のWi-Fiを止める」などの対応も可能となるそう。

このように、各部屋ごとに個別の対応が出来る点も魅力となっています。

 

アパらくWi-Fiは入居者にも嬉しい「+αサービス」を提供

また、アパらくWi-Fiは入居者にも大きなメリットがあると話します。

ビーマップは交通・メディア・流通などとモバイル端末を連動させることを可能にするソフトウェア開発やサービスを提供しています。

そのため、クラウド管理型であるアパらくWi-Fiと紐づけたサービスやオプションの展開もどんどん充実させていくそう。

例えば簡単操作でオンラインショッピングすることが可能なオプションサービスの準備も進めているそうで、スーパーやドラッグストア・コンビニ等の流通業者と提携し、高齢者でもわかりやすい簡単な操作でオンラインショッピングが出来るサービスも実装予定とのこと。

さらに、クラウド管理型という点を生かした見守りサービスオプションもあり、「スマートロックの鍵の開錠」「CO2センサーを用いた在室確認」等の複数のセンサーによって、入居者の状態をチェックすることが可能。

そのため、「オーナーは単身の高齢者に部屋を貸しやすく」なり、「持病を持っていて不安だという単身入居者も安心して入居することが出来る」ようになります。

今後はセンサー系やカメラが設置出来るようにするなど、様々なオプションを取り揃えることで、ただのWi-Fiサービスとの差別化を図っていくとも話されていました。

 

「アパらくWi-Fiの色々な活用方法を体験して欲しい」

ビーマップでは、Wi-Fiの接続画面に特定の画面を表示させることが出来るため、入居者向けの情報をここで流すことも出来るそう。


※Wi-Fi接続時の情報配信例

簡易的な回覧板のような役割を持たせることも出来るため、Wi-Fiにアクセスする際に必ず目に付くところに情報を配置出来るというメリットもあるそうです。

「これまで“Wi-Fi=単なるコスト”として考えられて来たものを、Wi-Fiを活用することによって様々な活用が出来るようになりますので、アパらくWi-Fiをぜひ使って欲しいと思います。」

と白井さんはコメント。

続けて杉野さんも、

「弊社のWi-Fi分野はセブンイレブンのゲームアイテム等が貰える“7SPOT”キャンペーンを転機に拡大しました。
ただのコストでは『削減すればいいや』となるところを、導入することで+αになり、『色々なことが出来るようになって楽に・便利になったな』と思えるようなサービスを目指しています。」

とコメントして頂きました。

 

アパらくWi-Fi詳細

 

1. アクセスポイント共用型

共用部にアクセスポイントを設置し、約4部屋毎に1台を共用するプラン。既に共用型のインターネット設備を導入されている物件の設備切り替えにおすすめのプランとなっています。

●価格一例
初期費用:0円
月額:
・4〜6部屋 10,800円〜
・7〜9部屋 12,600円〜
・10〜12部屋 16,200円〜

 

​​2. 居室設置型

各部屋のコンセント上部にアクセスポイントを設置するプラン。

機器設置や交換が容易となっており、物件の空室対策・物件付加価値向上に大きく貢献してくれるプランとなっています。

●価格一例
・4部屋
初期費用:33万円
月額:6,600円〜

・8部屋
初期費用:36万円
月額:7,400円〜

・10部屋
初期費用:38万円
月額:7,800円〜

 

集合住宅向けのWi-Fiサービス「アパらくWi-Fi」は、大掛かりな工事も要らず、専門知識がなくともクラウド管理型Wi-Fiのため、ビーマップの強力なサポートもあり、利便性や活用方法も豊富なインターネット回線サービスです。

「ただのコストが掛かるもの」ではなく、「その先の利便性や+α」を提供するために活動されているビーマップや、そのビーマップが提供する「アパらくWi-Fi」に興味がある方は、特設サイトなどをご参照ください。

ビーマップ公式:https://www.bemap.co.jp/
「アパらくWi-Fi」特設WEBサイト:https://www.solution.bemap.co.jp/aparakuwifi

情報提供元: TORSO JACK
記事名:「 複数物件シェアや簡単お手軽導入が魅力!クラウド管理型の集合住宅向けWi-Fiサービス「アパらくWi-Fi」とは