「イケオジ」なる造語が、ちまたでじわじわと認知度を高めているようだ。



 



ネット上を眺めていても、「イケオジ」をキーワードとした分析コラムやランキング記事がチラホラと目につく。『週刊女性PRIME』も、女性100名を対象にした「好きなイケオジ」の緊急ランキングの結果を配信していた。とりあえず、その「ベスト5」は以下のとおりであった。



 



1位:西島 秀俊 (48)

2位:北村 一輝 (50)

3位:竹野 内豊 (49)

4位:木村 拓哉 (47)

5位:大沢 たかお(51)・上川 達也(54)



 



「イケオジ」とは読んで字のごとく「イケてるオジサン」のこと。「読んで字のごとく」だからこそわかりやすい。だから“流行語”としても世代を問わず、爆発的に浸透していく。



 



イケオジフィーバーが席巻する前から「大人のイケメンが来る」ことを予言していたという、ラジオDJ兼イケメン評論家の沖直実さんは同記事内で、イケオジブームの背景をこう語る。

 




「女性では美魔女といいますが、男性のなかにも美しく年を重ねる人が増えてきたのが大きいと思います」




 



そして、イケオジの条件とはズバリ!

 

・ 包容力

・ 経済力

・ 色気



 



……の三大柱なのだそう。



 



もちろん、我々オジサンにとって、こうした「タイトに世代限定された褒め文句」が“常用語”の一つに加わるのは大歓迎……のはずなんだけれど、ここで私は「ちょっと待った!」と言いたい



 



決して自慢するわけではないのだが、じつのところ私は去年ごろ、すでに複数の20代女性から



 



「ゴメスさんはイケオジですから…」



 



……みたいなお褒めの言葉をいただいた経験がある。そりゃあ、悪い気はしませんでしたよ。素直にうれしかった。でも、よくよくその褒め文句をディナーの席やカウンターのバーやキャバクラとかで噛み砕いてみたら、



 



「ゴメスさんはイケオジですから→イケオジだから紳士ですよね→紳士だったら女性に対してガツガツしちゃダメですよ」



 



……と、やんわりブロックをかけられてしまっている風にも感じたのだ。つまり「もうこれ以上は来ないでね」サインの裏返し──「イケオジ」という耳心地だけは良いダンジョンにオジサンを閉じ込め、もはや20代や30代の女性とは同じステージで勝負できないことを匂わせる効果をももたらすのである。



 



タレントのRIKACOが、昨今世論を騒がせている東出不倫問題を、



 



「幼いね〜欲があるね〜」



 



……と一刀両断したらしいが、「永遠の思春期」を謳う、いまだ欲にまみれまくっている私のようなアダルトチルドレンオジサンにとって、「イケオジ」の称号は「試合終了」を告げるホイッスルにしか聞こえない。考えすぎなだけなのかもしれませんけどね? はい、たぶん考えすぎです(笑)!?


情報提供元: citrus
記事名:「 【急浮上】”イケオジ”という褒め文句は「オジサン、もうこれ以上は来ないでね」サインの裏返し説