出典:集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイトより


 



創刊から56年以上経った今も、幅広い年齢層から愛され続けている『週刊少年ジャンプ』の歴史上で、最強の画力を持つ漫画家は誰なのか?──そんなゴメス的には弩ビンゴすぎるナイスなアンケート調査の結果を7月5日、『gooランキング』が発表してくださった。たまらず即行でクリックしてみると、1位から55位までのランキングがズラリ! 



 



結論から申せば、「じつに納得!」のほぼパーフェクトな“順位”であった。まず、栄えある1位に輝いたのは『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』でお馴染みの鳥山明先生(※ジャンプの漫画家サンには、やはり「先生」の敬称がよく似合う)。「面倒くさいからとの理由でスクリーントーン(等間隔に配列されたパターンが印刷された粘着フィルムのこと)は使わない」「ネーム(漫画家が編集者との打ち合わせ用に描く荒描きのこと)がすでに下描きレベル」……ほか、多くの伝説が語り継がれる超人的な画力は他の追随を許さず、1位は当然? まあ予想どおりの結果だと言えよう。



 



21世紀の一ケタ時代にジャンプを席巻したアンチウエットで中性的なキレイ系タッチ(※←ゴメス命名)の代表格とされる『DEATH NOTE』の小畑健先生と『アイシールド21』の村田雄介先生が2位・3位を占めたのもうなずける。「まだ比較的記憶に新しい」のも大きな“勝因”の一つなのかもしれない。そして、なぜか(?)4位に甘んじてしまったのが、あの『ONE PIECE』の尾田栄一郎先生。やはり卓越した画力の持ち主であることに誰も異論はなかろう……が、もしかすると多少鳥山明先生と作風が似通ってしまったがゆえの結果なのでは……と、私はにらんでいる。



 



あと、5位には『SLAM DUNK』の井上雄彦先生、7位にJOJOシリーズの荒木飛呂彦先生、50代の私がジャンプにハマりまくっていた10代〜20代のころにご活躍されていた『シティーハンター』の北条司先生(8位)や『北斗の拳』の原哲夫先生(12位)、もはや原稿をオトすのがお約束となっていた寡作の天才『すすめ!! パイレーツ』『ストップ!! ひばりくん!』の江口寿史先生(15位)、『コブラ』の寺沢武一先生(21位)、『ろくでなしBLUES』『ROOKIES』の森田まさのり先生(26位)……といった面々もが漏れなくランクインしていたのはうれしい。もちろん、「最も発刊巻数が多い単一漫画シリーズ」のギネス世界記録保持者である『こち亀』の秋元治先生も15位! しかも、『男一匹ガキ大将』の本宮ひろ志先生や『プレイボール』のちばあきお先生や『東大一直線』の小林よしのり先生や『キン肉マン』のゆでたまご先生が“きちんと”ランク外なのもいい。「好きな漫画家」に焦点をぼやかすことなく、あくまで「画力のある漫画家」という点を踏まえているわけだ。投票者の皆さんの真摯な姿勢が透けて見えるのが素晴らしい。



 



こうなってきたら「アノ先生が入っていませんよ」「○○先生を忘れてはいませんか?」……と、無理やりインネンを吹っかけたくなるのが思春期から中年期までの4分の1世紀強をジャンプで育った“ジャンプの申し子”こと、この私である。



 



男の筋肉を隆々と描き上げた『魁!! 男塾』の宮下あきら先生を忘れてはいませんか……と思いきや、きっちり38位にランクイン! さすがに『荒野の少年イサム』で19世紀のアメリカ西部開拓時代の物語を緻密に描ききった川崎のぼる先生はお忘れでしょう……と思いきや、なんと! 44位にランクイン!!



 



じゃあじゃあ! 『ハレンチ学園』の永井豪先生、『リングにかけろ』『聖闘士星矢』の車田正美先生(37位)に多大なる影響を与えた『アストロ球団』の中島徳博先生が入っていませんよ〜!!! あと、SF&歴史漫画の巨匠中の巨匠・星野之宣先生も!?



 



あと今回、月刊少年ジャンプ連載の『地獄甲子園』で物議を醸した異才の漫画家・漫☆画太郎先生もランキング入りしていなかったが、あの独特すぎる画風を「上手い」とするか「下手」とするか、その判断は賛否の分かれるところなのではなかろうか? ん〜満足!


情報提供元: citrus
記事名:「 「投票者のレベルも高い!」ジャンプ史上最強の画力を持つ漫画家ランキングが納得すぎる結果