神社の名称の最後につく社号は「神宮」「宮」「大神宮」「大社」「神社」「社」と6種類ありそれぞれに意味があります。大社はもともと出雲大社にしかつかない称号でしたが、明治以降は奈良の春日大社や長野の諏訪大社など格式の高い神社に使われるようになりました。地域信仰の中核をなす大きな神社を指す社号です。

出雲大社の本社は言わずとしれた島根県出雲市にありますが、この東京分祠は東京にいながらにして出雲の神様にご参拝ができる場所です。出雲大社と同じご利益がいただけるなんてありがたいですね!

また、2024年の干支である辰にちなんだ「龍土神明宮」も合わせえてご紹介いたします。周辺にはアートが楽しめる場所も多く点在する地域。祈りと表現のパワーをあびながら、良縁をさずかる1日にしませんか。

今年は是非ご縁を通じて自分の世界を広げる一年にしたいですね!

出雲大社のご利益は「御縁」!

六本木駅からすぐの場所にあります。なんと3階建ての建物です。大通りから小道に入ると都会の喧騒がうそのように静かに。モダンな正面階段の前で登っていいのかな?としばし迷いました。

そのまままっすぐ3階へ。本殿が見えてまいります。

正式名称は「いずもおおやしろ」ですが、一般的には「いずもたいしゃ」と読まれています。ここでの参拝は他と少し違っています。

お参りの作法は出雲大社式で

出雲大社の作法で行うため、「 二拝四拍手一拝 」です。通常は「二拝二拍手一拝」かと思いますが、どうして4回拍手をするのでしょうか。

それにはいろいろな説があるといいます。

  1. 四季を表現。実りと繁栄を祈願すること
  2. 東西南北を守る四神に対しての敬意

この他の説もあるようですが、どちらにしてもお参りの際には神様に日頃の感謝を述べ、願いごとをすると良いそうです。また、「こんなふうに頑張ります」と具体的に宣言するのもいいそうですよ!

「縁」は恋愛だけじゃない

出雲大社の御祭神は「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」です。縁結びの神様で有名ですが縁結びといえども恋愛だけではありません。仕事や友達、受験や土地などの縁も含まれているとか。たくさんの縁が今年もさらに広がるといいですね!

お守りやお札、絵馬なども本社と同じものを授与することができます。また、東京分祠だけにしかないオリジナルのものも。縁を深めたい方にプレゼントして一緒に持つというのもいいですね。

毎年初詣の時はかなりの人が参拝に訪れます。普段はほとんど混み合うことはありませんが、お正月だけはお気をつけください。

大国主大神と大黒様

大国主大神と大黒様は同じ神様であるという説があります。

その理由としては

  • 「大国」「だいこく」とも読めるため
  • 二人とも大きな袋を持っているため

「正確には同じ神様ではない」という説もあり、判断ができません。また、大国主大神にはたくさんの御神名があり、正直もうなにがなんだか・・・。

神話って難しいですね。

https://izumooyashiro.or.jp/about/ookami

龍土神明宮 天祖神社(港七福神 福禄寿)

ビルの合間にひっそりとたたずむ龍土神明宮ですが、その清潔な空気を感じるたたずまいが美しくて目をひきました。神社の名前も全く知らずお寄りさせていただいたところ、「龍」の文字がみえました。わあ!2024年辰年のお参りにふさわしい神社だと嬉しくなりました。しかも、元日から成人の日まで、「港七福神めぐり」をされているとか。

「港七福神めぐり」は、「七福神」をお祭りしている7か所と「宝船」の巡拝所を加え、6社・2寺の8ヶ所を巡るのだそうです。東京タワーや六本木ヒルズ・東京ミッドタウンなどをまわるなんて、大都会版の七福神巡りですね!賑やかな街も楽しめて、なんて素敵なコースなのでしょう。

ご朱印の専用色紙と巡拝用の地図は、各社寺にて授与されているとか。これは是非行ってみたいですね!

御祭神と御朱印について

ではではおでかけ前にちょっと予習をしておきましょう。

御祭神は天照大御神(あまてらすおおみかみ)・伊邪那伎命(いざなぎのみこと)・伊邪那美命(いざなみのみこと)六本木の氏神様です。南北朝時代の至徳元年(西暦1384年)から続いています。

毎夜、竜が御灯明を献じたという故事からこの地を「竜灯」と呼んだことがこの神社の名前の由来だそうです。以前この神社を含む7丁目界隈は龍灯に因む龍土町と呼ばれていました。

境内の手水舎には大きくて立派な龍の彫刻があります。境内にある福禄寿が祀られた満腹稲荷神社は商売繁盛・事業繁栄・技芸上達の神様として、商業・飲食業・などの方から崇められています。

御朱印は、2種類あり、

  • 天祖神社の御朱印は:港七福神めぐり期間中と、辰の日のみ
  • 福禄寿の御朱印は:港七福神めぐり期間のみ

いただけるようです。

福禄寿は道標(みちしるべ)の神様として、また名前通りの福(しあわせ)・禄(おかね)・寿(いのち)を司る神様です。

幸福・商売繁盛・事業繁栄・技芸上達・子孫繁栄・病気平癒を祈願します。

福禄寿のアイテムとしては鶴が有名です。鶴に乗って自由に飛び回るという御姿にあやかり、海外旅行や留学の安全を祈願するのもいいのだそうですよ

https://news.mynavi.jp/article/20210527-1881673/

周辺の観光・グルメ情報

ブルーボトルコーヒー 六本木カフェ

朝の早い時間に行くと空いていて快適です。くつろぎタイムに元気をチャージ!

  • 住所:東京都港区六本木 7-7-7 Tri-SevenRoppongi B1F
  • アクセス:東京メトロ日比谷線、都営大江戸線六本木駅下車 徒歩5分
  • 営業時間:8時~20時

ブルーボトルコーヒー 六本木カフェ

https://store.bluebottlecoffee.jp/pages/roppongi

国立新美術館

大きな企画展をやっています。日程や内容の詳細などは、公式ウェブサイトなどでご確認ください。

  • 住所:東京都港区六本木7-22-2
  • アクセス:東京メトロ千代田線乃木坂駅青山霊園方面改札6出口(美術館直結)他
  • 営業時間:10時~18時

https://www.nact.jp/

小山登美夫ギャラリー六本木

この周辺にはアートギャラリーが数多く点在しています。地域的にも最先端なイメージのある街ですが、いろんなタイプの表現作品をみることができます。よく理解できないものもあるかもしれませんが、たまにはもやもやするのもいかがでしょうか。新しい自分をみつけることができるかもしれません。

  • 住所:東京都港区六本木6-5-24 complex665 2F
  • アクセス:東京メトロ日比谷線六本木駅1b出口
  • 営業時間:11時~19時

http://tomiokoyamagallery.com/

こんなところにも神様が!

こんな大都会にお参りするところがあるんだなんてつい思ってしまう時がありますが、大都会だって昔からその街を守ってくださった神様がいるのですよね。それに、大都会だからこそたくさんの人が行きかい、暮らし、働いているのですから、多くの願いが漂っているわけです。

それこそパワースポットがなくては!普段の生活の中で神社仏閣でなくても、元気がでるような場所をみつけておくといいかもしれませんね。

出典・参考


mochimochi+

余暇プランナー

アイデアや感動に出会いたくて、東京の街をテクテクわくわく巡っております。 運を味方につけて願いを叶えたい!そんな想いから良縁やご利益を授かることができるパワースポットに興味をもちはじめました。大好きな富士塚には、富士山パワーを秘めた神秘的世界と人々の願いがこんな形になったなんて!というおもしろさを感じています。 知れば知るほど興味深いパワースポットの魅力をお伝えしていきます。

【東京のパワースポット&アート】出雲大社と龍土神明宮の基本情報|周辺アートスポットも紹介

情報提供元: YOKKA
記事名:「 【東京のパワースポット&アート】出雲大社と龍土神明宮の基本情報|周辺アートスポットも紹介