SNSやメディアで話題の“茹でないそうめん”は、おいしいうえに時間が経ってもくっつかないのだとか!

今回の記事では「茹でないそうめんのやり方」について管理栄養士が解説します。

また実際に食べてみた感想や、3時間後に本当にくっつかないのかどうかについて、検証結果をお伝えします。
ほかにも、そうめんを茹でずに食べるアレンジレシピもお伝えします。

茹でないそうめんのやり方

「茹でないそうめん」とは、Twitterやメディアなどで紹介された方法!

普通に茹でるそうめんに比べて、つるつるとした喉越しを楽しめる&くっつかないとして話題になっています。

もともとは「田舎そば川原」さんのYouTubeで紹介された方法で、毎年そうめんの時期になると話題になっています。

このやり方を実践してみたので、やり方を紹介していきます!

1.たっぷりの湯を沸かし、沸騰した中にそうめんを入れる。

そうめんがくっつかないよう、パラパラと入れていきます。

すべて入れ終わったら箸でぐるっとかき混ぜます。

2.再び沸騰したら火を止めてフタをする。

グラグラしてきたらすぐに火を止めてフタをします。

今回はそうめんを入れてから、約5秒ほどで再沸騰しました。

3.5分経ったらザルにあげて水にとり、氷水で洗い、ぬめりを取ってしっかりと冷ます。

5分経つと、そうめんが底に沈んでいます。

ザルにあげてやさしく手で洗いながらぬめりを取り、水気を切ったら完成です。

【検証】茹でないそうめんは本当においしくてくっつかない?

茹でないそうめんは本当においしくてくっつかないのでしょうか?

普通に茹でたそうめんと食べ比べし、時間をおいたときの違いも検証していきます。

茹でた直後の味

まずは普通に茹でたそうめんから食べてみます。

写真を撮っていたこともあり、すでにくっつき気味。

でも難なく食べられ、味もいつも食べているそうめんの味で、普通においしく食べられます。

次は「茹でないそうめん」です。

箸で持ち上げた瞬間から「いつもと違う」とわかります。そうめんがつるつるとすべり、つやがあるように感じるのです。

食べてみると、あまりの違いに思わず「おお!」という声が出ました。

普通に茹でたものと比べ物にならないくらい、つるつるして喉越しがよいのです!

「え、こんなに違うもの?」と考え込んでしまうくらい、別物のそうめんです。正直、ここまで違うとは思っていませんでした……!

いつものそうめんももちろんおいしいのですが、こちらは喉越しがよくてとってもおいしいです。

これは思わず、誰かに教えたくなるおいしさだと思いました。見た目も、よく見比べてみると、つや感が違うことがわかります。

茹でないそうめんはつやつやしていて、茹でたそうめんはマットな感じです。

それではここから3時間おいてみて、さらに食べ比べをしてみます。

3時間後の様子

3時間、冷蔵庫で保存したものを取り出してみました。

見た目は「茹でないそうめん」は先ほどよりつや感が減っているものの、やはりつるんとした感じがしています。普通に茹でた方は、少しぱさついている感じも見られます。

普通に茹でたものを箸で持ち上げてみると……

なんと、丸ごと持ち上がってしまいました!

一口分を無理矢理持ち上げてみようとしても、ぶちぶちと切れてしまい、そのまま食べるにはちょっと難しい状態になっていました。

実際に食べてみても、伸びたような感じがして、味が落ちてしまっているように思います。

時間が経つと、どうしてもこのようになってしまいますよね。

一方で「茹でないそうめん」は……

箸でスルンと持ち上がりました!すごい!

茹でた直後ほどのつるつるさはないものの、伸びた感じもせずに、おいしく食べられます。

一部固まっているところがあったものの、箸で簡単にほぐれたため、難なく食べられました。

3時間もこの状態をキープできるなら、お弁当にしたり、家族で食事の時間がバラバラになったりしても、おいしく食べられるのでうれしいですね!

茹でないそうめんがおいしくてくっつかない理由

茹でないそうめんがおいしくてくっつかない理由について、動画での説明と、そうめんの性質を考えて、下記のように考えてみました。

・たっぷりの湯を使うため、ぬめりが出にくい
・麺同士が湯の中でこすれず、表面に傷がつかないためぬめりが出にくくコシが出る
・製造工程で使われる油が抜けきらずに残るため、くっつき防止の役割になる
(※そうめんは製造工程でくっつき防止や乾燥防止に少量の油が使われています)

理由がわかると、ますます試してみたくなるのではないでしょうか?

ちなみに油については、食べているときに油が浮いてくる感じはせず、まったく気にならなかったため、安心して食べてくださいね。

簡単にできてそうめんがおいしくなるので、ぜひ今年の夏は茹でないそうめんを試してみてください!

茹でないそうめん……こんな方法もアリ!

“茹でないそうめん”もよいのですが、茹でたそうめんに飽きたときに、そうめんを茹でる以外の方法で食べたい場合もありますよね。

そんなときにおすすめの、茹でないアレンジレシピを紹介します!

揚げそうめん

そうめんをそのまま揚げると、手が止まらなくなる簡単スナックが完成します!

そのまま食べてもよいのですが、ブラックペッパーを振ってかけて食べてもおいしいですよ。

<材料>
・そうめん(乾)…好きなだけ
・サラダ油…適量

<作り方>
1.フライパンにサラダ油を入れて弱めの中火で熱し、半分に折ったそうめんを入れて揚げる。

そうめんフライ

余ったそうめんの消費にも役立つのが、そうめんをフライの衣に活用する方法です。

パリパリとした食感がおいしく、いつものフライをより楽しい食感にしてくれますよ!

<材料(2人分)>
・鶏肉、豚肉など…150~200g
・塩、こしょう…少々
・薄力粉、卵…適量
・そうめん(乾)…10~20g
・サラダ油…適量

<作り方>
1.そうめんはポリ袋に入れて、5mm~1cm程度の大きさになるように上から手で砕く。

2.肉に塩、こしょうを振り、薄力粉をまぶす。よく溶きほぐした卵をつけ、1をまぶす。

3.フライパンにサラダ油を多めに入れて中火で熱し、2を入れて揚げる。

茹でないそうめんで今年の夏もそうめんを楽しもう!

今回の記事では「茹でないそうめん」について、管理栄養士が解説しました。

夏の定番であるそうめんは、一工夫で劇的においしくなります♪

ぜひ試してみて、今年の夏もそうめんをたくさん楽しんでくださいね!

情報提供元: トクバイニュース
記事名:「 そうめんはもう茹でない!?SNSで話題の「震えるほどうまい食べ方」や意外なアレンジレシピを紹介!【管理栄養士監修】