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東京では、日によっては100名を超える新型コロナウイルスの感染者が報告されていますが、その中には病院やスーパーなど、私たちが普段から利用する身近な施設の関係者が含まれる例も珍しくありません。もし、私たちが普段利用しているスーパーの従業員に感染者が出た場合、どういった対応がとられるのでしょうか?農林水産省が発表しているガイドラインに沿って解説していきます。
東京を中心に全国で感染が拡大する新型コロナウイルス。もはや感染しないように意識するのはもちろん、自分自身が感染しているかもしれないという自覚を持って咳エチケットなど意識する必要が出てきています。
感染拡大のなかで、ごく一部のスーパーでは従業員が感染したといった情報も。もし新型コロナの影響によってライフラインであるスーパーが長期間休業になってしまった場合、その地域に住む人にとってはとても深刻な問題となります。
日々の生活を送る上で重要な役割を担うスーパーでは、どのように感染を予防しているのでしょうか?また、もし感染した場合、どういった対策がとられるのでしょうか?農林水産省が発表しているガイドラインに沿って解説していきます!
農林水産省の食品産業事業者向け資料によると、あくまでお願いというスタンスになりますが、予防対策の徹底として
を要請しています。
それだけ対策をしていたにもかかわらず感染した場合、保健所や従業員への周知、濃厚接触者への出勤停止など即座の対応をするように求められています。
潜伏期間は概ね14日以内といわれていることから、感染者・濃厚接触者はその間自宅待機となっています。
さらに、店舗でも保健所の指導による消毒が行われます。消毒場所は売り場、厨房、製造加工施設、倉庫、執務室など。ドアノブや手すりなどよく触れられる場所も入念にアルコールで拭き取りを実施します。
特に卸やスーパーをはじめとする食品産業は、私たちが生きる上で重要な位置付け。それゆえに、農林水産省のガイドライン(PR版)によると、感染者が出たからといって「即刻長期間お店を休業してほしい」といった要請はありません。食料の安定供給こそが非常に大切なことだとして、営業を継続するために全面的に協力すると記載されています。実際に感染者が出たお店の多くが翌日、または数日以内に消毒をした上で営業が再開されています。
仮に、感染者が出たからといって闇雲に長期休業してしまった場合、どういったことが起きると考えられるでしょう?編集部で考えてみました。
これらはあくまでも編集部の予想ですが、お店は保健所指導のもと適切に消毒し、継続的に営業すること、そして、私たちが焦らず普段通りの買い物をすることがパニックを防ぎ、感染拡大を阻止することにもつながるのではないでしょうか。
多くのスーパーが感染拡大や感染時の対応を徹底している一方で、お店に来る私たち自身も感染源とならないように工夫することが大切です。買い物をするときは手洗い・消毒を。また、できるだけ混雑する時間帯を避け、行列していても距離をとって並ぶようにするなど工夫しましょう。お店の従業員は、生活するために必要な商品の安定供給と感染拡大の阻止を頑張っています。買い手側としてできることをしていくのが大切ですね。