年に1度開かれる「お弁当・お惣菜大賞」。全国のスーパーやコンビニで販売されている弁当や惣菜から、最も優秀なものを選出する大会です。この大会で毎年入賞の常連となっているのが、首都圏に店舗を展開する「サミット」。同大会以外の催しでもその味を高く評価されるサミットの惣菜について、おいしさの秘密に迫ります!


※記事中の価格はすべて税抜となります。

惣菜コンテスト上位入賞常連! サミットの惣菜

東京・神奈川・埼玉・千葉の首都圏に店舗を展開する地域の大手スーパー「サミット」。その惣菜力は他のスーパーと一線を画すものがあり、「お弁当・お惣菜大賞」では「最優秀賞」「優秀賞」などを毎年複数商品で受賞しています。

例えば、現在も販売されている「だしと玉子にこだわった四元豚のロースかつ重」(498円)は、2017年に同大会の「丼部門」で最も評価の高い最優秀賞に選ばれた品(※当時の販売名は「四元豚のロースかつ重」)。



専門店で出てくるような、だしのきいた「かつ重」を目指し、かつおと昆布だしで優しく仕上げたタレを使用。たまごには実際に店舗でも販売している「鮮度にこだわったたまごです。」を使用して作った品です。

「かつ重」と聞くと胃に重たいイメージがありますが、本商品は後味がさっぱりしており、また食べたくなるようなかつ重に仕上げられているのが特徴。肉には精肉売場で販売している、身質の柔らかさとほんのり甘い脂身が特徴の「3S四元豚」を使用しているそう。店内で生肉を1枚ずつパン粉付けしているので、鮮度や食感も最高です。

この商品をはじめ、数々のヒット惣菜をサミットでは生み出しているのです。

1品を徹底的に作りこむ姿勢が"おいしい"を生む


サミット店内の惣菜売り場

サミットでは、毎週月曜日もしくは火曜日に何かしらの惣菜が新発売されます。開発から発売までは3か月半~半年ほど。店内に並ぶ惣菜・弁当・寿司の総アイテム数は200~300個にもなるそうです。少なすぎず多すぎず、買い物客が楽しく選べるアイテムの数を検討した結果、この数に行きついたのだとか。

ちなみに、サミットが惣菜に力を入れ始めたのは15年ほど前から。それまでは今よりもさらに品数が多かったものの、1品ずつの作りこみは弱かったのだそう。共働き世帯などが増加する社会の背景を受け、家庭で愛される商品を中心に品数を整理し、「飽きのこない味」を目指して、1品ごとの作りこみに力を入れ始めました。


サミット本天沼店は調理場が店内から見える設計に

サミットの惣菜は決して奇をてらったメニューや作り方ではなく、その"おいしさへのこだわり"に違いがあります。通常、スーパーではメーカー側から提案のあった惣菜をそのまま店舗に置くということも多いのですが、サミットは「オリジナルの商品を作りたい」と、取引先と一緒に商品を作りこみます。

例えば、惣菜に使う「だし」を一つとっても、6~7社のだしメーカーにプレゼンテーションをしてもらい、最も自社が望む味に近いものを採用して商品化することも。開発した商品の販売も、開発担当1人だけの意見では決めず、全商品開発担当で試食し決定しています。

また「できる限り店舗で作る」ことにもこだわり、化学調味料などは極力使わず、飽きのこない優しい味つけにこだわって作っているそうです。


フライ売り場には、揚げたての商品が並ぶ

人気惣菜をチェック!!

そんなサミットの惣菜の中でも、特にイチオシなのは以下の商品。編集部スタッフも実際に試食しましたが、どれも驚くほどおいしく「これはもう手抜きのための惣菜ではなく、ごちそうだな……」と思いました。

「塩にんにくの若鶏もも竜田揚」(100gあたり188円)



1個約40~45gと、一般的なスーパーの唐揚げよりも大きく、専門店並みのボリューム感。店内でも販売している「ヒマラヤピンク岩塩」を使用して味付けし、店内での調理時はできるだけ唐揚げが丸くなるように作っているそう。こうすることで、肉のうま味がしっかりと閉じ込められ、ジューシーさがアップするのだといいます。

本品はおいしい唐揚げを決める「からあげグランプリ」でも金賞を受賞し、テレビの人気バラエティ番組でも紹介された話題の品です。

「九州産真あじ竜田の南蛮漬」(100gあたり168円)



家で魚を調理するのが面倒な人におすすめの、あじを使った惣菜。本品では九州で水揚げされた鮮度の良い真あじを使用しています。化学調味料不使用でやさしい味付けにファンが多く、こだわりの南蛮酢との相性も抜群です。

「四元豚入り焼餃子」(5個入198円)



開発担当者が餃子の街・宇都宮で何軒も餃子店を食べ歩き、研究開発して作りだした商品。シンプルな味付けで何個でも食べられる、家庭の餃子(お母さんが作る餃子)を目指して開発したそうです。

「九州産真あじフライ」(1枚138円)



サミットのフライ商品は、売れ行きに応じて都度店内で揚げられており、サクサク感や味の良さも抜群。この商品は九州で水揚げされた鮮度の良い真あじを使用しています。素材・調理法ともにおいしさがとことん追求された品。

「桜姫鶏の焼とり」(1本115円)



サミット自慢の焼とり。他社では海外の鶏肉を使っていたり、工場で焼いたものを店内で温めていたりするところが多いのに対し、サミットでは国産の桜姫鶏を使用し、店内で一から1本ずつ丁寧に焼上げています。食感や味の違いに驚くこと間違いなしですよ。



インストアベーカリー「燻しベーコンのクロワッサンサンド」(1個298円)



東京の老舗店「浅草ハム」の、ジューシーな燻しベーコンを使用。本場フランス産の発酵バターの芳醇な香りが食欲をそそるこだわりのクロワッサンは、毎日店内で焼き上げています。中に入っている酸味のやわらかいマヨネーズとフレッシュなトマトもポイント。

惣菜に「おいしくない」「身体に悪い」というイメージを持っている人にこそ、サミットの惣菜はおすすめ。今までの惣菜の固定観念を良い意味でこわしてくれますよ。

※一部の商品は店舗により取り扱いがない場合もあります。ご了承ください。


情報提供元: トクバイニュース
記事名:「 唐揚げがTVで絶賛! 大会でも上位常連「サミット」の惣菜力--味の秘密やおすすめは?