お正月のお汁粉や小正月の小豆粥などに使用した小豆、まだ残っていませんか。残った小豆を活用できるよう、いつもとはちょっと違う小豆活用レシピを3つ紹介します。


小豆活用レシピの前に: 炊飯器で作る「簡単ゆで小豆」

小豆活用レシピの前に、まずは基本のゆで小豆の作り方を紹介します。今回は炊飯器を使った簡単な作り方です。これなら、小豆を茹でるのも簡単で済み、気軽に作ることができますね。

※使用する炊飯器は、米を炊く以外の調理が可能かどうか確認してご利用ください。

材料(完成時、約300g分)

小豆(乾燥) 100g / 水(ゆでこぼし用) 300ml / 水(炊飯器調理用) 400ml

作り方

1. 小豆は軽く水洗いする。小鍋に小豆とゆでこぼし用の水を一緒に入れて中火にかけ、沸騰して2〜3分たったらザルに移して水切りする。



2. 1と炊飯器調理用の水を炊飯釜に入れて、通常の炊飯モードで炊く(炊飯時間は1時間程度になるが、各家庭の炊飯器に合わせて時間を調整する)。



3. 炊きあがったら完成。なお炊飯器によっては煮汁が残るので、適宜処理をする。



それでは、このふっくらと炊けた小豆を使った、おいしい小豆活用レシピを3つ紹介します!

「小豆のチリコンカン」



小豆の優しい味をいかし、ほくほく食感のチリコンカンに仕上げました。パンのトッピングはもちろん、ごはんのおかずやパスタの具材としてもおすすめです。

材料(2人分)

ゆで小豆 100g / 合挽肉 150g / 玉ねぎ(みじん切り) 1/4個分 / オリーブオイル 適量 / すりおろしニンニク(チューブ可) 1かけ分 / カットトマト缶 200g / 顆粒コンソメ 小さじ1/2 / 乾燥パセリ 適量

A(トマトケチャップ 大さじ1/2 / 砂糖小さじ1 / 塩 小さじ1/2 / 胡椒 少々)

作り方

1. Aをボウルなどに入れ、スプーンで混ぜておく。



2. フライパンにオリーブオイルとすりおろしニンニクを入れて、弱火で熱する。香りがたったら玉ねぎを加え、中火で炒める。



3. 玉ねぎが半透明になったら、合挽肉を加えてさらに炒める。



4. 肉の色が変わったら、ゆで小豆を入れてサッと炒める。



5. カットトマト缶と顆粒コンソメを入れて、混ぜながら3分ほど煮る。



6. 1を入れて混ぜながらさらに煮て汁気をとばす。深めの皿に盛り付け、乾燥パセリを振ったら完成。



「小豆のディップ」



続いては、パンやクラッカーによく合う小豆のディップを紹介します。ゆで小豆をクリームチーズと合わせるだけと簡単。砂糖を加えていないので甘すぎず、食事として楽しめる味わいです。朝食やお酒のお供に活用ください。

材料(2人分)

ゆで小豆 100g / クリームチーズ(常温に戻す) 50g / オリーブオイル 大さじ1/2 / 塩胡椒 少々

作り方

1. フードプロセッサーでゆで小豆を粗めにつぶす(すり鉢などでつぶしてもOK)。



2. ボウルにクリームチーズを入れてゴムべラで練る。



3. 2に1を混ぜ合わせる。



4. オリーブオイルを加えてさらに混ぜる。



5. 全体が均一に混ざったら完成。器に盛り付け、好みでゆで小豆(つぶしていないもの)を飾るのもおすすめ。



「小豆とバナナのパウンドケーキ」



最後に紹介するのは小豆とバナナの入ったパウンドケーキ。高さのない耐熱容器を使えば、オーブントースターで焼けます。さらに今回は、ホットケーキミックスを使ってより簡単に作れるようにしました!

材料(容量450ml程度の容器分)

ゆで小豆100g / バナナ 1本 / 無塩バター 50g / 砂糖 50g / たまご 1個 / 牛乳 大さじ2 / ホットケーキミックス 150g

※バター、たまご、牛乳は常温に戻しておく。

※ゆで小豆は、甘いものを使う場合は砂糖の量を調整する。

作り方

1. バナナは半分をフォークの背などでつぶし、もう半分は包丁で輪切りにする。



2. ボウルに無塩バターと砂糖を入れて、泡立て器でよくすり混ぜる。



3. 1でつぶしたバナナを加え、さらに混ぜる。



4. 別の容器にたまごを割り入れて溶き、少しずつ加えながら混ぜていく。



5. さらに牛乳も少しずつ加え、ムラなく混ぜていく。



6. ホットケーキミックスを入れてゴムベラでよく混ぜ合わせる。



7. ゆで小豆の3分の2の量を入れ、さっくりと混ぜ合わせる。



8. クッキングシートを敷いた耐熱容器に7を入れて、表面を平らにする。



9. 残りのゆで小豆と、1で輪切りにしたバナナをのせて、オーブントースター(1000W)で焼く。焼き時間は予熱2分の後5分焼き、焼きムラをなくすために容器の向きを変えてさらに5分が目安。その途中、表面にきれいな焼き目がついた段階でアルミホイルをパウンドケーキ全体にかぶせて、生地の中が焼けるまで焼き時間を調整する。生地に竹串を刺して、生焼けの生地がついてこなければ完成。



残った小豆を活用しないのはもったいない! 食事系メニューにもスイーツにも、小豆はいろいろなメニューに使えます。今回紹介したレシピはどれも簡単においしく小豆が活用できるので、ぜひ試してみてくださいね。


情報提供元: トクバイニュース
記事名:「 お正月に残った小豆を簡単活用! ほくほくチリコンカンやパウンドケーキにアレンジ