Twitterの青い鳥(Twitterバード)、日本航空のタンチョウ(鶴)、大正製薬のワシなどなど、“鳥”は古今東西、多くの企業のシンボルマークとして使われてきましたが、世界にはなんと約1万種もの鳥がいるそうです(しかも、そのうちの約6000種が「スズメ目」なんだとか!)。


そこで、世界各地から、思わずうっとりしてしまう鳥を集めてみました。コレぜんぶ、CGじゃありませんよ!



羽毛が緑色に輝くグアテマラの国鳥



中央アメリカに生息する「カザリキヌバネドリ(ケツァール)」は世界でもっとも美しい鳥の1つと言って良いでしょう。頭から背中にかけて輝く緑色の羽毛と、おなかの赤い羽毛のコントラストが美しく、グアテマラ(中央アメリカ)の国鳥にもなっています。


カザリキヌバネドリを含む6種の英名には「ケツァール(Quetzal)」という名前が入っていて、その名前はグアテマラの通貨の単位「ケツァル」にもなっています。


黄色い羽毛がキュートな台湾の固有種



その地域にしか生息しない種を固有種と言いますが、台湾の固有種、その名も「タイワンシジュウカラ」は、世界で最もかわいい鳥と言っても良いかもしれません。黄色い羽毛とピンと立った冠羽(頭にある羽毛)が実にキュートです。


日本のシジュウカラは住宅地でも見ることができますが、タイワンシジュウカラは山地の森の中に生息しています。


見た目もかわいい日本三鳴鳥



日本にもかわいい鳥がいます。例えば、コマドリは、見た目がかわいいだけでなく、「ヒンカラカラカラ」と鳴く鳴き声が有名。鳥には、肺につながる気管支の近くに、人間の声帯のように音を出す「鳴管(めいかん)」があり、それをふるわせて音を出しています。


ちなみに、コマドリの他、ウグイス、オオルリを含めた3種は、「日本三鳴鳥(にほんさんめいちょう)」と呼ばれ、鳴き声の美しい鳥として知られています。


カラフルな鳥の代表選手と言えば…



カラフルな鳥と聞いて、まず最初に思い浮かべるのがインコという人も多いのではないでしょうか。ミナミゴシキセイガインコは、青、黄、緑、オレンジ、赤と、実にカラフル。


ちなみに、インコはインコ目インコ科(約380種)の鳥で、カラフルな鳥が多いのが特徴。インコに似ているオウムは、インコ目オウム科(21種)の鳥で、その多くは頭に冠羽があります。



美しい鳥、かわいい鳥、珍しい鳥が満載!『世界でいちばん素敵な鳥の教室』



身近な存在でありながら、憧れの対象でもある「鳥」の魅力を、 素敵な写真とともにわかりやすく解説したビジュアルブックです。 野山で素敵な野鳥を探すように、1ページずつめくってみて、ぜひお気に入りの鳥を探してみてください。鳥にまつわるトリビアもたくさん詰め込んでいますので、本書を読めば、きっと誰かに鳥について語りたくなるハズです。


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情報提供元: ミトク
記事名:「 CGちゃうよ? 地球で「いちばん美しい鳥」たちは見るだけでウットリする色彩だった……