第36回東京国際映画祭で、コンペティション部門観客賞&最優秀監督賞をダブル受賞した映画『正欲』。

11月2日(木)に学生限定試写会を実施し、主要キャラクターのひとりを演じた磯村勇斗が登壇した。

学生たちからの質問に答えながら、本作の役作りや撮影時のエピソードについてトークを繰り広げた。

お客さんの声が一番大切

大きな拍手に包まれステージに登壇した磯村は、本作が第36回東京国際映画祭でコンペティション部門観客賞と最優秀監督賞をダブル受賞したことについて、「岸善幸の最優秀監督賞はイコール作品賞だと思います。何より一番嬉しいのが観客賞」。

「お客さんの声が一番大切だと思うので、参加した僕らも一番嬉しいんです。『正欲』公開直前にダブル受賞で良いスタートが切れそうだなと思います」と笑顔でコメント。

『正欲』の撮影で得たものは!?

続いては、事前にSNSで募集した質問と、会場の学生たちからの質問に、磯村が直接回答するQ&Aコーナーへ。

「『正欲』の撮影を終えて得たものや、佳道を演じて物事の考え方や捉え方に変化はありましたか?」という質問には、「自分自身をすごく大切にしようと思うようになった」という磯村。

監督・キャスト陣を絶賛

さらに、「こんなに登場人物全員が魅力的に映っている映画って少ないんじゃないかと思う。岸監督の撮り方や編集の力ももちろんありますが、出演者全員が輝いて見えました」。

また、「役者みんなで最後まで行き切ったからこそ、出たものなんじゃないかな。本当にみんな素敵で愛おしかったですね」と、本作の監督やキャスト陣を嬉しそうに絶賛した。

とても感度が高い

ベントの最後には、磯村から試写会に参加した学生たちにメッセージが贈られた。

「学生さんたちの視点が、大人の僕らの世代とはまた違う感覚なんじゃないかなと感じました。映画の見方も含めて、とても感度が高いですよね。世の中の切り取り方も、僕らの世代よりアンテナを張っている気がして、そこがみなさんの世代の強みだと思います」。

「これからの時代は絶対にみなさんが築き上げていきますし、みなさんのことをすごく心強く思いました。僕は僕なりに、みなさんが生きやすいようにしっかり開拓していきますので、がんばらないといけないですね!」

『正欲』

11月10日(金)、全国ロードショー

© 2021 朝井リョウ/新潮社 © 2023「正欲」製作委員会

配給:ビターズ・エンド

情報提供元: TREND NEWS CASTER
記事名:「 映画『正欲』学生限定試写会開催! 磯村勇斗が学生たちとのQ&Aに登壇!! 磯村は「出演者全員が輝いて見えた」