大相撲の第54代横綱で、その後プロレス界や芸能界で活動した輪島大士さんが8日、亡くなった。70歳だった。


 輪島さんは日本大学相撲部出身。2年連続学生相撲で横綱となり、1970年、花籠部屋にスカウトされて、角界入りした。左腕から繰り出す投げ技は強烈で、「黄金の左」と言われ、わずか3年で学生相撲出身者初の横綱に昇進。14回の優勝を誇り、81年に引退後は花籠親方を襲名するものの、5年で廃業に。86年に全日本プロレスに入団し、大相撲出身のプロレスラー・天龍源一郎らと激しい闘いを繰り広げた。


 プロレス引退後は、『とんねるずの生でダラダラいかせて!!』(日本テレビ系)などバラエティー番組に出演。13年に咽頭がんの手術を受けていた。

情報提供元: News Lounge