現在公開中のマーベル・シリーズ最新作映画『アントマン&ワスプ』。

蟻サイズに小さくなれるというスケール感も小さい特殊能力を持ったヒーローの大活躍を描いた本作。これが、テンポの良い展開と息つく暇を与えないアクションの満点エンタメ映画なんです!!

これさえ読めば大丈夫!過去作の復習

アントマンの登場する過去作品は2本。まずは、2015年に公開された誕生編=『アントマン』。元泥棒の主人公が離婚した妻と暮らす娘の為、ヒーローとして悪と戦いました。

その後が、2016年公開の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』。スーパーヒーローは危険だと、行動を規制する"ソコヴィア協定"が制定。その際、反対派のキャプテン・アメリカのグループについたアントマン。所が、"シビル・ウォー"反対派に参戦した罪で逮捕されてしまいます。

そこで、本作では、司法取引により自宅で軟禁。刑期終了まで、あと3日。……というタイミングで始まります。

本作の始りは……

前作『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で、アントマン・スーツの無断使用により、スーツの生みの親ハンク・ピム博士と疎遠になっている主人公。所が、死んだと思われたハンク・ピム博士の奥さんからのメッセージを夢で見るんです。実は、ハンク・ピム博士の奥さんもヒーロー活動をしており、過激派テロリストのミサイルを止める為、限界を超える小ささにチャレンジ。超ミクロの世界である"量子世界"で行方不明になっていたんです。

ハンク・ピム博士と博士の娘のホープに拉致された主人公。"量子世界"へ奥さん探しミッションの協力を要請されます。所が、縮小して持ち運びできる研究ラボを狙った闇の武器商人の組織や物質を通り抜ける謎の敵キャラ=ゴーストに襲われるアクション展開へ!!

娘の為、司法取引の刑期終了までに自宅へ戻らないといけないタイムリミットと次々と先回りしてくる敵キャラたちにヒヤヒヤ。そんな中で、果たして、ハンク・ピム博士の奥さんを探し出す事はできるのでしょうか?!

新キャラ=ワスプ

本作は主人公=アントマンの活躍を勿論、ハンク・ピム博士の娘ホープもヒーロースーツに身を包み、新ヒーロー=ワスプとして活躍。

いい奴なんだけど、頭が悪いアントマンと格闘技の心得もある優等生キャラのワスプ。2人のデコボコ・コンビっぷりも楽しい本作。

コミカルなアクション

特に、瞬時に物体や身体の大きさを変えるユニークなアクション&カーチェイス!!ハイスピード映像を駆使してスピーディな仕上がりに!!

新アントマン・スーツの調節機能がうまく作動せず、余計なタイミングで巨大化&縮小してしまうドタバタ描写も爆笑ポイント!!

共感できる主人公

笑いの絶えない本作ですが、元泥棒の主人公が娘に名誉挽回しようとするドラマ。ハンク・ピム博士の家族のドラマ。2組の親子が交差するストーリーには、思わずグッときてしまいます。

大人から子供、親子で楽しめる一本です!!

(C)Marvel Studios 2018

 

SPA! 2018年9/4号 (2018年08月28日発売)
Fujisan.co.jpより
情報提供元: マガジンサミット
記事名:「 これさえ読めば楽しめる!!映画『アントマン&ワスプ』