男子向けのニュースだ。あのグラビア雑誌「URECCO」が“またまた帰ってくる”。

URECCOとは1986年7月~2007年7月まで発売し、小池栄子、優香、川村かおり、佐藤江梨子、熊切あさみ、など数々のアイドルが表紙を飾った、メンズたちの目の保養雑誌。最大発行部数は20万部を誇った。

“またまた帰ってくる”と言ったのは、2018年1月に「新星URECCO」として一度復活しているからで、好評につき二度目が決まったというわけ。

これは、「マシェバラ」という、タレントとリアルタイムでコミュニケーションが取れるネットサービスが、株式会社・大洋書房「URECCO」とのコラボレーションで実現した企画。紙面の表紙を飾る女性を募集しオーディションするもので、Vol.1は、茜結さんがグランプリに輝き表紙の座を勝ち取っている。

そして早々と「新星URECCO誌面復刊第2弾おしゃれグラビア枠選抜オーディション」を開催するに至った。“おしゃれ”というのが何を指すのかよくわかっていないけど、おそらく誌面を見れば実感できるのだろう(笑)。

女性のオーディションに関して、詳しくはホームページを見て欲しい。(https://www.mache.tv/)

応募した女性は、Twitterでの評価、グラビア撮影会といった、一般からのリアクションも審査対象になる。いくつかの難関を通過してグランプリに輝くと「URECCO」創刊号表紙+巻頭特集6ページで掲載される。2位~5位でも水着特集を各2ページずつ掲載予定だ。アイドル好きの男は要チェックだ。はれて表紙を飾る「URECCO」復刊Vol.2は、年内に発売されるだろう。

嗚呼グラビア雑誌

昔は、アイドル雑誌・グラビア雑誌は今以上に沢山あった。この2つの線引きはズバリ「裸」だった。

中学・高校までは、明星、平凡、BOMB、Dunk、といった正統派なアイドル雑誌の水着グラビアが楽しみで、付録にポスターなんかあったらお宝だった(笑)。しかしこれらにはアイドルの普通の水着グラビアしか載っていない。思春期の男子はヌードが見たいのだ。

BOMB(ボム) 2018年8月号 (2018年07月09日発売)
Fujisan.co.jpより

しかし、それを見るには雑誌のグレードが、いわばR18までアップする。罪悪感があって本屋で立ち読みすらできなかった。特に、週刊プレイボーイやGOROが見てみたかった。だから高校を卒業して即買った(笑)。これは今から30年ほど前の健全な男の子の“あるある”だ。

そんな思春期男子のフレンドだったアイドル雑誌・グラビア雑誌も、特に2000年代に入ると徐々に衰退してゆく。ネットでいろいろな画像が見られるようになった影響もあって、“読む”雑誌はともかく“視る”雑誌は売上部数が減ったのだ。「BOMB」や「アップトゥボーイ」など、今も頑張っているアイドル・グラビア誌はとても貴重。

グラビアは、人気のタレントを巻頭などでぶつけないとなかなか売上アップが難しいという。かといって毎号同じ顔にするわけにもいかないし、他誌とかぶるのも避けたい、マンネリは飽きられる。グラビア誌はかなりツライのだ。選択肢が広がるべく水着アイドルがたくさん出てきてくれることを願うばかりである。

なくすなグラビア誌

私は、「GORO」の篠山紀信さんのグラビアが、いやらしさを超えたキレイさもあって好きだった。そして発売期間は2年ほどで短かったが「Sabra」のグラビアも艶やかでボリュームがあって好きだった。

懐かしいアイドル・グラビア雑誌を列記してみる・・・

「MOMOCO」「近代映画」「ザ・ベスト・ワン」「マイアイドル」「スコラ」「PENTHOUSE」「アクションカメラ」「平凡パンチ」「写楽」「ACTRESS」「Dr.ピカソ」「Bang」「海賊」・・・

まだまだあったと思うけど。

グラビア誌では、新人やマイナーなアイドルを先物買いで誌面を飾ることがある。例えば、ちょっと古いが、ZARDの坂井泉水が蒲池幸子でセミヌードになっていた。浜崎あゆみだって最初は水着グラビアに出ていた。その雑誌は今やプレミアだ。グラビア誌はアイドルの歴史を記録する上でもとても貴重なのである。

Discover Japan Vol.35 (2014年07月05日発売)
Fujisan.co.jpより
情報提供元: マガジンサミット
記事名:「 企画で復活!グラビア雑誌「URECCO」が帰ってくる!