「ヘイ、オプティマスプライム」と呼びかける音声操作により、完全自動変形するロボットとして昨年話題になった「フラッグシップオプティマスプライム」。メーカーのRobosenは、本体をコンパクトサイズにして8万9980円(税込)と価格を抑えた新モデル「エリートオプティマスプライム」を5月に発売しました。発売直後に試用することができたので、レビューにてご紹介します。

エリートオプティマスプライムは、アニメ「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」の「G1(ジェネレーション1)」シリーズに登場する“総司令官 コンボイ(Optimus Prime)”を忠実に再現した完全自動変形ロボット。5000を超えるパーツで構成するボディに27個のサーボモーターと60個のマイクロチップを搭載し、自動変形や走行、2足歩行を実現しています。

フィギュアとしても完成度が高いデザイン

バランスのとれたプロポーションやフォルムの美しさは、フィギュアとしても十分な完成度。目とかかと部分はLEDライトが点灯します。タカラトミーの監修のもと、G1のアニメや玩具からインスパイアされた当時そのままのスタイルを再現しているそうです。

ロボット形態で使用するブラスターやバトルアックスも付属し、劇中同様のアクションが楽しめます。

ビークル形態もボリューム感があり、トレーラーらしい迫力あるデザイン。ヘッドライトとテールランプが点灯します。

バンパー部分には、付属のACアダプター用の充電ポートと保守用のUSBポートを搭載します。

変形アクションをチェック

パッケージにはビークル形態で収納されているので、電源をONにして最初の変形は、ビークル形態からロボット形態への変形になります。電源をONにすると、「ヘイ、オプティマスプライム」もしくは「ヘイ、コンボイ」のウェイクワードで音声入力が受付可能に。ここで「トラスフォーム」と話しかけると変形開始。

まず、トレーラーの頭部から腕の部分を展開し、前方に突き出します。

腕立て伏せのように床に腕を立てて足を伸ばすと、かかとを足の下にもぐらせて直立する準備に入ります。

ブリッジの状態から自力で起き上がって、直立の状態に。

上半身は後ろを向いた状態なので、180°転回すれば変形完了です。この動作をさかのぼって実行すると、ロボット形態からビークル形態への変形が可能。

世界観を補強するボイス&アクション

コンボイの声は、アニメと同じ声優の玄田哲章さんが担当。電源をONにすれば「地球の皆さん、こんにちは」、ウェイクワードで呼びかければ、「やあ」「こんにちは」と返してくれます。

劇中のシーンを再現できるコマンドも用意。敵対する「メガトロン!」と呼びかければ「どんな犠牲を払ってでも、メガトロンを止めなければならない!」と返し、「ディセプティコン!」には「オートボット、アターック!」と戦闘アクションを見せてくれます。

武器を使ったアクションを見たければ、「攻撃!」「戦え!」のコマンドを。それぞれブラスター、バトルアックスを使ったケレン味あるアクションが楽しめます。

音声コマンドは全部で40種類。片っ端から試していくだけで、アニメの世界観にどっぷりと浸れること間違いなしです。

スマホアプリを使えば高度な遊びが可能に

iOS/Android向けに配布されている専用スマートフォンアプリ「robosen Elite Optimus Prime」を利用すると、さらに高度な遊びが楽しめます。

アプリ起動後にBluetoothで本体とペアリングすると、ラジコン操作が可能に。ボタンひとつで変形ができ、ロボット形態では2足歩行の移動、ビークル形態ではラジコンカー感覚で走行させることができます。

ワンボタンでアクションを呼び出すモードでは、「腕立て伏せ」などアプリのみ対応するアクションをさせたり、新しいアクションをダウンロードして追加することも可能。

ロボットの動きをプログラミングできるモードも。部位ごとに動作やパラメータを指定してグラフィカルにプログラミングできるモードと、ロボットの関節を手で動かしながら動作を覚えさせるモードの2通りの方法で、ロボットのプログラミングを学ぶことができます。用意されたプログラミングのミッションをクリアすることで、追加音声をアンロックできる特典も用意されています。

Robosenは「Making life more fun」をモットーに、コンシューマー向けロボットの研究、設計と製造を専門とするテクノロジーカンパニー。創業以来サーボモーター、MCU(Micro Controller Unit)、AIや人工関節などのロボットに必要な先端技術を独自に研究開発して、ロボットの性能を最大限に引き出しているとのこと。6月8日から11日にかけて東京ビッグサイトで開催される「東京おもちゃショー2023」にはRobosenがブースを出展し、フラッグシップオプティマスプライムやエリートオプティマスプライムに加えて、新キャラクターの「バンブルビー」、映画「トランスフォーマー/ビースト覚醒」に登場するオプティマスプライムを再現した「シグネチャーオプティマスプライム」のお披露目を予定しています。

情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 Robosen「エリートオプティマスプライム」レビュー 「トランスフォーマー」G1シリーズのコンボイを忠実に再現した完全自動変形ロボット