『現実もたまには嘘をつく』(KITORA)のにいちさん(@niichi021)がTwitterにマンガ『パーカーおじさんと女の子』を公開。グレーのパーカーを被った男性と背の小さい女の子が一緒にいて……というストーリーに、「超良い」「これは合法」といった反応が集まっていました。

「みやじー、みやじーっ♪」「…あぁ?」「みてみてこのパフェ!おしそーっ」「んだよ、何かと思ったらしょーもねー」「えー、食べようよー、ねー」「晩飯入んなくなるだろーが」「うちの晩御飯は遅いんだもーん」「知るかよ、ほれ行くぞ」「ぶーっ」とパーカーの男性と女の子が会話。それを聞いた通行人がヒソヒソと話していて……。

「ねーねー、今日もお家寄ってっていいー?」「あぁ?何で先に言わねぇんだよ、超散らかってんぞ」「いいよー」と話しているところに、「あの…、もしもし?」と声をかけられて、「こんにちは。…少しお話しても?」と警官登場! 「げっ…」「あー」となったふたり、「これからどちらへ?」と聞かれて「みやじのお家に行きます!」と元気に答えますが……。

「えーと…、そちらの子は…姪っ子さん?」「…いや、こいつは…」「お子さん…ではなさそうですね。最近物騒なもので一応何か身分を証明できるものをー」と警官に言われて、「…っす」と小声に。「…はい?」と聞き返されて「…彼女、…っす」と恥ずかしそうに答えると、「はいっ、彼女さんです!!」と嬉しそうに続けて肯定!

「…やー、また職務質問されちゃったねー」と警官の背中を見送ったふたり。「私の方が年上さんなのにねー」という女の子、実は20歳! 19歳のみやじ、「お前がそんな子供っぽいナリしてっからだろーが」とボヤきます。「私だって好きでちっこいんじゃないもーん」と口をとがらせるのに「大人っぽい服着るとかいろいろあるだろ!」「どーせ似合わないしー」と言い合います。「あーあー、たっくさん食べたらおっきくなるかもしれないのになーっ」と言われて、「…食いに行くか、さっきのパフェ。背は伸びねぇだろうけど」と提案。「おっ優しーっ、さすがパーカーおじさん!」「…その呼び方やめろ」「不審者おじさん」「もっとダメだ」とからかわれるのでした。

にいちさんによると「ギャップのある関係性を描きたい!」ということがきっかけで生まれたというこのマンガ。「“幼く見えるけど実は大人”という設定はよくあるので、それに”男の子より年上”という面白さを加える形で表現できればと思って描きました」と話します。

話の中で職務質問されますが、にいちさん自身は警官から「自分の自転車からリング錠を外してチェーン錠を利用していたんですが、ちょうど住んでいた地域でリング錠を破壊して自転車を盗む事件が起きていたみたいで、“盗難車ではないことを念のため確認したい”ということで話を聞かれました」という経験があるとのこと。「自分が悪いことしていないと分かっていても、警察の方とお話しするのってドキドキしますね」と語ります。

このマンガへの感想について、「やっぱり皆さんギャップのある関係性が好きなんだなと感じました」というにいちさんですが、「割とマジでこれになったことある」「身長188cmと145cmの夫婦の知り合いがいる」といった反応も寄せられており、「けっこう極端な関係性を扱ったつもりだったんですが驚きました。事実は小説より奇なり、といったところなんでしょうか……」と話してくれました。

性別を偽るために女装することとなった薫と、インドアで寂しがりやな七海の関係が微笑ましい『現実もたまには嘘をつく』は、第3巻が2022年6月15日に刊行されています。「web公開の内容に加え、薫の女装モデル体験談など描きおろしもありますので、ぜひお手に取ってみてください!」とのことなので、こちらもぜひチェックを!

※画像はTwitterより
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情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 見た目はたまにアテにならない? パーカー無愛想男子と低身長女子が職務質問されるマンガが合法だった