泣いても笑っても一度きりの人生。そんな、自分だけの生き方を貫いた1人の女性に対して感動の声が広がっている。その名はフェフ姉さん。彼女が躍動したのは、1日放送の『月曜から夜ふかし元日SP〜日本の大大大問題 一斉調査スペシャル〜』(日本テレビ系)でのことだ。

プロキックボクサーを目指す

2016年の街頭インタビューで偶然出会い、「フェス」という言葉が「フェフ」に聞こえてしまうほどの滑舌の悪さと憎めないキャラで人気を集めてきたフェフ姉さん。1年半前、ダイエット目的で始めたキックボクシングに目覚め、プロキックボクサーを目指すと公言。

1年前の元日スペシャルでは、キックボクシングを始めて4か月でアマチュア大会に出場。トップクラスの強さを誇るメルティー・キラ選手を相手に得意のローキックで善戦するも、2回のダウンを取られて判定負けを喫してしまう。だが今回、そんなキラ選手との待望の“再戦”が決定する。時は11月21日のアマチュア大会。リベンジに燃える姉さんは、そこから肉体改造をスタートさせる。

縄跳び、シャドーボクシング、ミット打ちといった基本メニューに加えて、バランスボールを使った体幹トレーニングに20分のランニング。さらにその後で地獄の150m坂道ダッシュを3本蹴り込み200発。1日3時間にも及ぶ極限トレーニングは1か月続いた。

両親の前で勝ちたい

姉さんは言う。「上京して10年以上になるけど、まさか自分がリングの上に立つと思ってなかった。全ての経験かあって今があると思ってる。ナメられてきた人生なので、そんなヤツでもこのステージに立てるんだぞ」と。そんな彼女にとって、今回のリベンジマッチには特別な意味があった。それは、初めて両親が試合を見に来るのだ。「この試合は絶対勝ちたいんだよね」とつぶやく姉さん。

一進一退の第1ラウンド

そして迎えたリベンジマッチ当日。戦いは2分2ラウンドで決まる。まずは第1ラウンド。ゴングが鳴った瞬間から、キラ選手から、怒涛の先制攻撃を食らう姉さん。猛ラッシュに太刀打ちできない。

だが30秒経過したあたりから冷静さを取り戻すと、徐々にローキックが決まりだした。応援しているお母様も思わず「よーし、いけ、いけ! いける! いける!」と興奮。一方、キラ選手は姉さんの気迫に少し押され気味。第1ラウンドはこのまま終了した。

最終ラウンド~母親の前で号泣

そして運命の最終ラウンド。第1ラウンドと同じくキラ選手が仕掛けるも、やはりフェフ姉さんのローキックを若干、警戒するように。そして30秒後、キラ選手の動きが鈍るようになる。もちろん、姉さんの体力も限界に近い。まさに死力を尽くした闘い。
 
そして運命の判定は、なんと決着がつかず、延長戦に。なおもローキックで攻め続ける姉さん。だがキラ選手も必死で食らいつく。リングの上の2人はもはや気力だけで立っていた。そして全員が固唾をのんで見守った戦いは、キラ選手の勝利に終わった。またしても敗れてしまう姉さん。

だが一時はキラ選手を上回るナイスファイトを見せたことは確かだった。試合後、両親と対面した彼女は「ごめん勝てなくて」と謝り、それまで張り詰めていた緊張がほどけたのか号泣。「次は勝つとこ見せるから、また見に来て」と誓っていた。
 
そんな死闘にSNS上では
・フェフ姉さんがこんなに感動巨篇になるなんて、誰が予想しただろう スタッフも絶対してない
・フェフ姉さん見てると人って変われるんだなって思う
・フェフ姉さんの頑張りに励まされる元旦
・今年初めて泣いたのはフェフ姉さんでした

など、感動の声が広がっている。

(執筆者: genkanaketara)

情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 『夜ふかし』フェフ姉さんが1年前にボコボコにされた強敵キックボクサーと壮絶リベンジマッチ! 涙の死闘にネット大感動「今年初めて泣いた」