東京オリンピック・パラリンピックの開会式の演出総括の佐々木宏氏が、出演予定者のお笑いタレントの渡辺直美さんをブタとして演じさせるプランを提案して、関係者から批判を受けて撤回に追い込まれていたという記事が『文春オンライン』で配信され、佐々木氏が辞意を表明して謝罪文を公表する事態になっています。

「渡辺直美をブタ=オリンピッグに」東京五輪開会式「責任者」が差別的演出プラン(文春オンライン)
https://bunshun.jp/articles/-/44102 [リンク]

これを受けて、渡辺さんが所属する吉本興業は『一部メディアにおける当社所属タレントに関連した報道について』とのプレスリリースで、渡辺さんのコメントを発表。「去年、会社を通じて内々に開会式への出演依頼をいただいておりましたが、コロナの影響で オリンピックも延期となり、依頼も一度白紙になったと聞いておりました。それ以降は何も知らされておらず、最初に聞いていた演出とは違うこの様な報道を受けて、私自身正直驚いております」としつつ、「表に出る立場の渡辺直美として、体が大きいと言われる事も事実ですし、見た目を揶揄されることも重々理解した上でお仕事をさせていただいております。実際、私自身はこの体型で幸せです。なので今まで通り、太っている事だけにこだわらず『渡辺直美』として表現していきたい所存でございます」と名言。

さらに「しかし、ひとりの人間として思うのは、それぞれの個性や考え方を尊重し、認め合える、楽しく豊かな世界になれる事を心より願っております」と続けて、「私自身まだまだ未熟な部分もありますので、周りの方にご指導いただきながら、これからも皆様に、楽しんでいただけるエンターテイメントを作っていけるよう精進して参りたいと思います」と綴られています。

このコメントにネット上では、「素晴らしすぎる」「立派で惚れ惚れする」「言葉がとても力強くてかっこいい」「素敵なコメントで泣けた」という絶賛の声が多数寄せられていました。渡辺さんの日頃からの活動が支持されている証左といえそうです。

一部メディアにおける当社所属タレントに関連した報道について(吉本興業株式会社)
https://www.yoshimoto.co.jp/corp/news/media/media210318.html [リンク]

※画像は吉本興業公式サイトより

情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 「立派で惚れ惚れする」「かっこいい」 渡辺直美さんの東京五輪開会式「ブタ=オリンピッグ」演出案へのコメントに称賛集まる