『怪盗グルー』や『ミニオンズ』、『ペット』『SING』などで知られるアニメーションスタジオのイルミネーション・エンターテインメントが親会社であるユニバーサル・スタジオを通して、志村けんさんへの追悼メッセージを公開しました。


日本を代表するコメディアンである志村さんが亡くなったのは3月29日夜。新型コロナウィルスによる肺炎が原因となってしまいました。


日本のお笑い黎明期から現在までコントを中心に活動するかたわら、近年は役者業などにも意欲的に取り組もうとしていた矢先の死に、日本国内は深い悲しみに包まれました。


そんな中、アメリカからは映画会社であるUniversal Picturesからも志村さん追悼のメッセージがTwitterにて寄せられました。




志村さんの訃報を知り、私たちイルミネーション及びユニバーサル一同は深い悲しみに包まれています。


「ロラックスおじさんの秘密の種」で一緒にお仕事させて頂けたことはとても光栄でした。そして、志村さんの偉大なレガシーのささやかな一部になれたことを誇りに思います。


ご遺族の皆様、そしてファンの皆様に、心よりお悔やみ申し上げます。


クリス・メレダンドリ

創業者&CEO

イルミネーション


メッセージの署名は、イルミネーションの創業者兼CEOであるクリス・メレダンドリ氏となっています。


志村さんは2012年10月に公開されたイルミネーション制作の『ロラックスおじさんの秘密の種』で、主人公「ロラックスおじさん」の日本語吹き替えを担当しました。志村さんは当時62歳で映画吹き替えは初挑戦でした。



「ヘンなオジサン」志村けんがアニメ声優に初挑戦「そうです! 私がロラックスおじさんです」

https://getnews.jp/archives/225085


ユニバーサル・スタジオの期待を背負った、このイルミネーション3作目の長編アニメーション映画、最終的に興行収入3億4800万ドルを記録しました。


この発表取材当時の志村さん、テレビで見たときのテンションと明るさそのままだったのは当然と言えば当然なのですが、まるで自分だけに直接語り掛けてくれているかのような本当に屈託のないしゃべりで、親近感たっぷりだったことを今でも覚えています。



制作サイドも志村さんが“元気を伝える天才”であることを改めて知り、主役抜擢に至ったのではないでしょうか。


『ロラックスおじさん』の吹替え版を観ながら、在りし日の志村さんに思いをはせたいと思います。


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情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 “ミニオンズ”制作のイルミネーション/ユニバーサルが志村さんを追悼「『ロラックスおじさんの秘密の種』で一緒にお仕事させて頂けたことはとても光栄でした」