大ヒット上映中の『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』や公開間近の『ドクター・スリープ』など、原作が相次いで映画化されるベストセラー作家スティーヴン・キングの、悲哀なる”禁忌”ホラー『PET SEMATARY(原題)』を、邦題『ペット・セメタリー』(東和ピクチャーズ配給)として2020年1月17日(金)に日本公開となります。


【それは、娘を亡くした父親の悲哀なる”禁忌”ホラー】


ベストセラー作家スティーヴン・キングが、自身の原体験からインスパイアされ、1983年執筆当時あまりの恐ろしさに出版を暫く見送った、悲しき”禁忌”ホラー『ペット・セメタリー』がついに日本上陸! ”最高のスティーヴン・キング映画の1つ”とも評された本作には、主演の父親役に『猿の惑星:新世紀』のジェイソン・クラーク、その妻役に『エイリアン:コヴェナント』のエイミー・サイメッツ、一家の隣人役に『インターステラー』の名優ジョン・リスゴーが名を連ね、そして娘役でジェテ・ローレンスが怪演を見せます。


来たる11月14日は本作の原作小説初版の発売日。1983年11月14日に初めて店頭に並び、前例のない700,000部が出版され、32週連続でニューヨーク・タイムズのベストセラー・リストに掲載されたという。そんなすごい記録を持ちながら、あまりの恐ろしさかつ私的な内容であったため実はキング自身は出版すらしたくないと思っていた原作。本作に携わったキングへの愛に溢れた製作陣のコメントともにキング作品の魅力に注目!


本作では、まだ”死”という存在を知らない自分の子どもを父が愛するが故に、子どもが可愛がっていた飼い猫がトラックにひかれて死んでしまったとき、もう少しだけ死という恐ろしさから子どもを守りたいと願ったことから取った選択から、家族を不幸になっていく様が描かれます。日常生活の中に異常性を混ぜ合わせることによって超自然的なスリラー小説となり、人間の邪悪な衝動的行為を深堀りする内容となり、あらゆる世代の熱狂的読者に支持されています。


キングの小説で育ったと語るプロデューサーのマーク・ヴァーラディアンは「原作の小説はお気に入りの作品の一つだった。強烈な印象を残す作品で、自分個人に影響を及ぼした。リアルなヒューマンドラマと家族の悲劇を取り上げており、だれもが理解できるようなダイナミックさがある」と原作の持つ魅力について熱を込めて語ります。


キング原作のサイコスリラー『1408号室』のプロデューサーを務め、本作で2回目のキング作品の映画化を手掛けるプロデューサーのロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラも「僕はサイコスリラーが大好きなんだ。この作品は、根底では我々が死や悲しみとどう向き合うかという深いテーマを追求する感動的なストーリーだと言える。」と、キング作品は恐ろしいだけでなく人間の内面性が描かれる点が魅力であると述べているだけでなく、監督のデニス・ウィドマイヤーも「驚くような超自然的要素の中でも登場人物の人間らしさは見失わないようにストーリーが作られている点が、キングの著作の特徴である。」と分析。


続けて「恐怖は間違いなくあるものの、ホラーの要素を抜き出したとしてもドラマとして成り立つ。これが我々の求めるものだ。スティーヴン・キングの全ての著作の中でも、本作品では悲しみという、人間の感情の中で最大のものを取り上げている。」とも語っている。


11月1日より日本公開となった『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』でも、恐怖の存在である”それ”に立ち向かうためには誰もが持っている自身のトラウマに対峙しないといけないというキング作品の魅力である超常現象の中にある失われることのない人間らしさが描かれている。『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』『ドクター・スリープ』など、キング作品公開が続く中でのトリとなる『ペット・セメタリー』の続報にご注目を!


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情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 「恐ろしいだけでなく人間の内面性が描かれる点が魅力」スティーヴン・ キング愛に溢れた製作陣らがキング作品の魅力を分析!