映画、ドラマ、動画配信、コミック、SNS、LIVE、ゲームなど、あらゆるメディアを巻き込んで社会現象化し、累計観客動員450万人・ 興行収入65億円突破の、男たちの友情と熱き闘いをメディアミックスで描く「HiGH&LOW」シリーズと、累計7500万部突破・不良漫画 の金字塔「クローズ」・「WORST」(原作:髙橋ヒロシ)との奇跡のクロスオーバーが実現した『HiGH&LOW THE WORST』が大ヒット上映中!


宣伝応援プロデューサーのやべきょうすけさんにネタバレありで、魅力を語っていただきます!


【前編】『HiGH&LOW THE WORST』宣伝応援プロデューサー・やべきょうすけさんが魅力を語る! 「お互いのリスペクトがあって出来上がった映画」

https://getnews.jp/archives/2220604



――やべさんは映画をご覧になって、どんなシーンや場面に特に心惹かれたでしょうか?


やべ:たくさんありすぎるんですよね。細かく細かく観ても、すごく丁寧に作られた映画だと思います。何度でも観て欲しい! 基本的に説明ゼリフというのがほとんど無いんです。まず、上田佐智雄(志尊淳)。こんなお兄ちゃん欲しい! 映画の冒頭で妹を探しているシーンがありますが、どんなに必死で急いでいても、寄ってくる女の子達を邪魔だ!という風に邪険にしない。どいてって優しく避ける。このちょっとのシーンでも佐智雄の人間性が見える。そして無事に妹に会えた時、妹に「親面するな」って言われて「母さんだけには心配かけるなよ」と返す。その時点で「あっ、佐智雄の家は父親いないのかな? 自分が父親代わりにお母さんと妹を守ろうとしているのかな」と観る側は想像できる。


「鳳仙四天王”小沢仁志”」にいたっても、あまり詳しいキャラクター描写は出て来ない。でも映画を観れば、小田島(塩野瑛久)は佐智雄の参謀だな、サバカン(坂口涼太郎)は情報通で、2年生なのに坊主じゃないってことはかなりのキレ者だな(※鳳仙学園には幹部以外は全員スキンヘッドというルールがある)とか、志田健三(荒井敦史)は特攻隊長なんだ、とかすぐ分かる様になっているんですよね。こういう群像劇って、四天王集まって最後に佐智雄がドーンと出て終わり!みたいな演出が多いと思うのですが、そうしないのが、監督やスタッフ、役者さんのスゴさですよね。(スタッフは)キャラクター一人一人を理解しているし、演者にも理解してもらっている。



これは僕の勝手な想像ですけど、さっき話した様に、佐智雄の家には父親がいないと仮定した時に、佐智雄が楽しく心を許せる存在が学校で、だから佐智雄と鳳仙はこんなに絆が深いんじゃないかな、ってここまで想像して感動しちゃったんですよ。


――なるほど…。佐智雄の言動からそこまで感じ取られて。


やべ:佐智雄を見て、これぞ正しいリーダーだと思ったのは、本当のリーダーというのは守られていて最後にドンと出てくるんじゃなくて、一番に先陣切るのがリーダーなんですよ。皆より先に危険な場所にいけるからこそ、その背中を見て下が育つんですよね。ハイローとかWORSTは不良の世界なんだけど、そういう誰にでも大切な事を教えてくれるんです!


そして、一方の花岡楓士雄(川村壱馬)。もう、可愛い! こんな弟欲しい、息子でもいい! 楓士雄って戦いに行く時に皆に「行くだろ!」って呼びかけるんですよね。ここにまだ若さが出てる。「行くぞ!」じゃない。一度周りに委ねている。ここが可愛い!(笑)


不良同士が大勢で対面するシーンってメンチ切ったり、イキっている場合が多いんだけど、楓士雄は割といつも笑顔なんですよ。それで鬼邪高校での楓士雄の立ち位置が分かるんですよね。群雄割拠と言われた、あの鬼邪高校で楓士雄は皆に友達みたいに明るく接している。緊張感のある学校の中で学生ライフを楽しんでいて、周りもそれに影響される。そういうところが楓士雄の力なんですよね。それがあって、村山(山田裕貴)が轟(前田公輝)に「(楓士雄は)お前に無いもの持ってる」と言うセリフが効いてくる。



――佐智雄と楓士雄の2人の描き方は本当に素晴らしかったです。


やべ:そうなんです。そして、僕がこれまでの髙橋ヒロシ先生原作の映画全ての中で、先生の世界観に近いと思ったのが轟なんです。この作品を観るまで、ぶっちゃけ轟の事嫌いだったんです。村山に負けても自分に足りないものが何か分からない、なんだこいつって思ってたんです。正直。でも、今回の鬼邪高校と鳳仙の戦いで一番成長したのって轟だと思うんですよね。これまで村山に負けたり、村山にヒントをもらっても、轟は自分のダメな部分が分からなかった。ということは、あんなに強い村山にも無いものがあって、それを持っているのが楓士雄なんですよ。しかも楓士雄自身はそれに全く気付いていない!



――そこが楓士雄の強さでもあり、轟もさらに魅力的な描かれ方をしていました。


やべ:前半のインタビューでもお話させていただきましたが、轟の成長って高橋ヒロシ先生が描く「間違った事から成長出来た人間」そのものだと思うんです。本当に語りはじめたら何時間でも話せるので(笑)、ぜひ皆さんにも何度でもご覧いただきたいです!


――今日は本当に本当に素晴らしいお話をありがとうございました!



『HiGH&LOW THE WORST』

累計観客動員450万人・興行収入65億円突破の人気バトルアクションシリーズ『HiGH&LOW』と、累計発行部数7500万部突破の伝説的不良コミック「クローズ」「WORST」(原作・髙橋ヒロシ)が奇跡のコラボを果たす!髙橋ヒロシが初の映画脚本を手がけ、『HiGH&LOW』シリーズからは札付きの不良が集まる“鬼邪高校(おやこうこう)”が、「クローズ」「WORST」シリーズからは“殺し屋軍団・鳳仙学園”が登場し、互いの仲間が襲撃された事件をキッカケに大激突!演じるのは、鳳仙の頭・佐智雄役に今最も旬な俳優・志尊淳、鬼邪高の番長・村山役に山田裕貴、鬼邪高を揺るがす転入生・楓士雄役に川村壱馬(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)が抜擢。

まとまりはないが個々の力は最強の鬼邪高VS一枚岩に組織化された鳳仙、果たして世紀の頂上決戦に勝つのはどっちだ?!


(C)2019「HiGH&LOW THE WORST」製作委員会 (C)髙橋ヒロシ(秋田書店) HI-AX


https://high-low.jp/movies/theworst/


撮影:オサダコウジ


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情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 ネタバレあり:やべきょうすけが『HiGH&LOW THE WORST』の魅力を語る! 「佐智雄の人間性」「楓士雄の笑顔」「轟の成長」