観光を主要な産業の柱の1つに据えるドバイは、なんでも「世界一」が大好き。2番手では誰の記憶にも残らないからということで、あらゆることで「世界一」にこだわってきました。



ドバイにある主な「世界一」のもの

ブルジュ・ハリファ(高さ828メートルの世界一の高層建築物)

ドバイ・ファウンテン(高さ150メートルまで吹き上がる世界最大の噴水)

ドバイ・マリーナ(世界最大の人工運河)

スキー・ドバイ(長さ400メートルの世界最大の屋内スキー場)

パーム・ジュメイラ(世界最大の人工島)

ドバイ・ミラクルガーデン(1億5000万株の花が植えられた世界最大の庭園)

ゲボラホテル(高さ356メートルの世界一の高層ホテル)


そして先日、このリストに新たな世界一の建造物が追加されました。


その建造物とは、額縁。


「額縁の形をした世界最大の建造物」としてギネス世界記録に認定されたのは、高さ150メートル、幅93メートルの『ドバイ・フレーム』。首長国の豊かな過去と壮大な現在を結ぶ比喩的な橋の意味が込められているそうです。額縁の中に本来あるはずの“画”がどう見えるかは見る人の意識や角度に委ねられているあたりが、その“比喩”の意味するところなのかもしれません。あまりにも巨大で意味が分からなすぎて、なんだか哲学的な雰囲気すら漂っています。






額縁は「1.618」の“黄金比”に基づく長方形をしていて、建設には9900立法メートル以上の鉄筋コンクリートと2000トンの鋼材、それに2900平方メートルのガラスが費やされました。


内部の中2階は、ドバイの過去と未来を知ることのできる展示室になっていて、3Dプロジェクターや特殊音響効果を駆使したトンネルで、これまでのドバイの歴史と未来のドバイの姿を見ることができます。また、最上部48階の、額縁の上の枠にあたる部分は展望台になっていて、カフェでコーヒーを飲みながら、日々変わりゆく現在のドバイを一望することができます。入場料は3才から12才までの子供が約600円、大人が約1500円ということです。



壮大なファンファーレが聞こえてきそうな巨大建造物。ドバイはここで宗教的縛りを取っ払って映画作りとか始めてみてほしいものです。


画像とソース引用:『ドバイ・フレーム』公式サイトより

https://www.dubaiframe.ae/en[リンク]


―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』

(執筆者: ろくす) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか


―― やわらかニュースサイト 『ガジェット通信(GetNews)』
情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 ドバイの「世界一」へのこだわりがついに哲学的な領域へ 高さ150メートルの額縁がギネス世界記録認定