週刊文春に不倫疑惑の報道をされた小室哲哉が19日に記者会見を開いた。不倫疑惑への釈明になると思われた会見は、小室自身の病気、楽曲制作への不安・悩み、妻・KEIKOの病状など衝撃的な告白に至り、さらに今回の騒動をきっかけに、音楽活動を引退する決意を表明した。


事の発端は、18日に発売した週刊文春に、小室がくも膜下出血でリハビリ療養中の妻・KEIKOの介護をサポートするかたわら、看護師と不倫していたと報道されたこと。しかし、小室は19日の会見で不倫について完全否定した。


明かされたKEIKOの現状 音楽への興味は薄れ、漢字ドリルが楽しい


ここで、小室の口からここ数年のKEIKOの様子が語られていく。身体的な後遺症はなかったKEIKOだが、脳の機能障害は残ったため、大人の女性としてのコミュニケーションがとれなくなり、最初の頃は「女性というより女の子という印象を受けた」と小室。


音楽にも興味がなくなってしまったというKEIKO。小室がカラオケに誘ったり、ネットで音楽を聴かせたり、CDを一緒に聴くなど、小室なりにいろいろ試みたが、日に日に音楽への興味は薄れてしまっているようだと語る。


今年で7年目になるが、初期に無理やりレコーディングスタジオに連れていき、小室とKEIKOの心境を歌詞に綴った未発表曲をなんとか歌ってもらったという。しかし、それ以降は「もういいよね」と、ほぼ歌うことはなくなった。「すべてがそういうレベルではないですが……」と前置きし、今は、小学4年生くらいの漢字ドリルを楽しんでやっていることもあると明かした。



報道陣からの離婚の可能性については、「女性というよりも、今の子供のようなKEIKOへの愛は深くなっています。今の僕の頭の中には、そういった大人の言葉がちょっと浮かんでこないですね」と、否定。


「旦那さんという言葉を使ってくれるときもあります」、「過去何回か、正常に会話ができるときが年に数回あります。その時に、『私が普通じゃないよね』と言ってくれていることもあって」と夫婦としてのやり取りも感じさせた。


また、会見することも含め、今回の騒動のことはすべてKEIKOに話している、と小室。まだLINEで伝えたのみで、KEIKOからは「わかったよん」などの短い言葉のやり取りでしか反応がない。「そこが一般の奥様とは一言がちょっと違うのかなと。どこまで理解できてもらえているのか……。これから目を見て、しっかりと話をしていきたいと思っております」と真剣に面と向かって話し合うことも伺わせた。


介護をしながら闘病生活 


献身的にKEIKOの介護をする反面、3年ほど前から仕事の依頼は増え、KEIKOの介護はスタッフや実家の家族の支援などがないと仕事が追いつかない状態に。


そんな中、小室はC型肝炎になり、夫婦2人とも闘病生活に突入。KEIKOは小室の看病やお見舞は難しい状況のため、小室1人でC型肝炎の闘病を半年間行った。


そしてC型肝炎の闘病も落ち着いてきた昨年6月ごろ、今度は突発性難聴に近い症状を発症。左耳がうまく聴こえず、8月に入院。


そこから、今回報道のあった看護師・A子さんを含む複数の医師や看護師に協力をしてもらうことが多くなる。通院のみでは不可能な時期もあり、A子さんのクリニックに早朝や昼休みに施術に訪れたり、深夜、イベント終了後など、ホテルの滞在場所に複数で看護に来てもらうなど、医療のサポートとしてA子さんが往診に来てくれる日が増えてきた。



その日々の中で、自分の納得のいく楽曲がスムーズに作れなくなってきたという小室。自身の音楽性について疑問を感じ、引退も視野に入れるなど悩むようになる。


A子さんとは、男女の関係ではないが、悩みを打ち明けるなどメンタル面でも依存していたことを認めた。「本当にお恥ずかしい話ですが、普通の男性としての能力というのがなくて」と肉体関係については再度否定している。



自宅でKEIKOがいるときも複数回往診には来てもらってはいたが、急な往診の依頼もするようになったことが、今回不倫報道に至る誤解を招いてしまった原因だと反省の言葉を口にした。


なお、A子さんの家に行って治療を受けていたという報道について、「患者が看護師のお宅にまで行って治療を受けるというのはどういった事情があったのか?」と報道陣から問われると、「他のお医者様、看護師さんは(都合がつかず)どうしようもなく、A子さんもどうしようもない、動けない。それで僕が動くのなら施術できる、というところで『じゃあ、伺います』と数回お邪魔しました」と理由を説明した。


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情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 小室哲哉 妻・KEIKOの現状を告白し衝撃が走る「音楽への興味がなくなった」「漢字ドリルが楽しい」