湖池屋のロングセラーブランド『カラムーチョ』『すっぱムーチョ』から新製品『カラムー超 濃厚ビーフ煮込みXO醤仕立て』『すっぱムー超 トリュフ香る帆立のカルパッチョ』が2017年9月25日より全国コンビニエンスストアで発売となります。


ガジェット通信編集部には、一足早く新製品が送られてきたのですが、一風変わった体裁となっていて、「これがスナック菓子!?」といった雰囲気。一体どういうことなのか、湖池屋の担当者のコメントなども合わせてお届けします。



送られてきた箱には、「ムーチョが進化した“ムー超”」「知識人の推薦帯付きで誕生」の文字に加えて、元経済産業省官僚で経済評論家の岸博幸氏推薦の文字が。



開けてみると、「ガジェットの行方とガジェット通信が描く未来。楽しみだ」という岸氏のコメントが!


スナックまったく関係ないですが、嬉しいです!



実は、発売に先駆けて三省堂書店神保町本店で2017年9月20日~26日まで、1日50個限定で売られることになっています。そのために書籍と同じような帯付きにしたとのこと。湖池屋の担当者によると「このような取り組みは今回が初めてになると思います」といいます。


帯には「世界を超えろ。常識を超えろ。国境を超えろ。既存の枠にとらわれず自らを成長させた者のみが時代を超越した“ポテトチップス”となっていく」「この革新的製品(プロダクト)が、日本経済を牽引する」といったビジネス書のようなキャッチコピーが。裏面も「引用:原材料名より」「ノンフィクション・スナックの金字塔」といかにも書籍といった文言が踊っています。


担当者は「『ムー超』もビジネス書のような形にすることで、スナック菓子というカテゴリーさえも“超”えていくすごい商品であることを、一目でわかりやすく表現できるかなと思い、このような形式にさせていただきました」といい、岸氏も「実は湖池屋さんのファンで、小さい頃から食べていました」ということもあり推薦文を寄せることになったとのこと。奇しくも『コイケヤポテトチップス のり塩』が発売されたのは岸氏の誕生年と同じく1962年。「日本のスナック菓子は世界に誇れる数少ない日本の産業」と岸氏は語り、「湖池屋さん、そろそろ海外に羽ばたくときじゃないですか?」と期待を寄せています。



三省堂書店神保町本店では、実際に「ノンフィクション」「文学」「コミック」などと並んで「スナック」の棚を配置。岸氏の著書『ネット帝国主義と日本の敗北』(幻冬舎新書)と一緒に『ムー超』が売られています。



担当者が「世の中で“超”が付いている言葉は色々ありますが、昨今のビジネス書の分野において、『超スピード〇〇術』『超〇〇社会』など、“超”の入ったタイトルが多数見受けられます」と語るだけあって、本棚に並んでも違和感のない『ムー超』。岸氏のサイン色紙には「これが湖池屋のイノベーションだ!」、ポップには「個人的な意見ですが、ムー超は美味しくてマジでキャズムを超えました…」と、終始ビジネステイストになっています。



肝心のお味の方ですが……。『カラムー超』はビーフパウダー濃いめでパンチがあり、お酒と合わせても美味しそう。『すっぱムー超』は帆立に加えてトリュフの香り、そして酸味がありつつもしつこさを感じない味に仕上がっていました。


「1枚、また1枚と食べ進めながらうま味を味わうという行為が、1枚、また1枚と読み進めながら作品を味わうという行為に共通するのではないかと考えました」と担当者が語る新製品。今後もシリーズを「継続していきたいと考えています」といい、「これからも皆様に驚いて頂けるようなおいしい“作品”たちをお届けできるよう、努力を続けていきたいと思います」ということなので、また思いもよらないところでスナックを発売する試みが行われることを期待したいところです。


進化しすぎて、知識人が推薦!帯付き「ムー超」誕生。(株式会社湖池屋)

http://koikeya.co.jp/muchou/book/ [リンク]


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情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 書店でスナックを発売!? 経済評論家・岸博幸氏推薦の『ムー超』が編集部に届いた!