『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で18日に放送された企画「愛煙家対抗 負け残りタバコ我慢対決」が視聴者から大きな反響を集めている。

1日に1箱以上煙草を吸うヘビースモーカーの芸人たちが東京から2時間半の距離にある廃校の体育館に集められ、1時間に1回ゲームをおこない、そのゲームに勝利した芸人のみが喫煙を許され帰宅できるという企画だった。

最初におこなわれたのは、全員がろうそくを持ち「最後まで火が点っていた人が勝者になる」というゲーム。全員必死に自分の火を守りつつ、周囲の芸人たちの火を吹き消し、最後まで残ったのはお笑いコンビ・ラランドのニシダ(28)だった。

ニシダが体育館前に設置された喫煙所に入り、おいしそうに煙草を吸い始めると、芸人たちはまるでゾンビのようにその前に集まり、少しでも煙の臭いを嗅ごうと必死に。「ちょうだい!ちょうだい!」「全然臭いしないわ!」などといった禁煙状態を強いられているストレスで叫び声を上げていた。

その後はゲームが進むに連れて芸人たちの精神もボロボロに。「制限時間終了時にもっとも多くのドミノを残していた人が勝ち」というゲームでは、タバコが吸えないイライラとドミノを立てるイライラが相まって「てめえ殺すぞ!」「やめてくれよお」といった阿鼻叫喚が上がっていた。

この企画に視聴者からは「ニコチン依存の啓蒙作品として教材化すべきだわ」「ニコチン中毒者の醜さを見事に表現した素晴らしい企画だった」「これ見せるだけで十分に喫煙防止効果あるな」といった声が集まっていた。

依存性の高い煙草がかかっていたからか、芸人たちはゲームにかなり真剣に取り組むことに。次第に目はバキバキ、言動も攻撃性の高いものになっており、不気味なVTRに仕上がっていた。タバコの怖さを充分に伝えられるものになっており、多くの人を戦慄させたようだ。

情報提供元: Daily News Online
記事名:「 『水ダウ』「愛煙家対抗 負け残りタバコ我慢対決」が視聴者から喝采「啓蒙作品として教材化すべき」