木曜劇場『推しの王子様』(フジテレビ系)の最終回となる第11話が9月23日に放送された。最終回の平均視聴率は5.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、全話平均視聴率は4.9%となった。

 いよいよ最終回を迎えた本作だが、視聴者の間では破綻しているといっても過言ではない展開に困惑の声が集まっている。

 最終回では、比嘉愛未(35)演じる泉美が大事なプレゼンで失敗し、乙女ゲームへの情熱も失ったがペガサス・インクを去ると決意。新社長には親会社の『ランタン・ホールディングス』の社員が就任し、コストカットのために制作を下請けに丸投げするよう言い出す――というストーリーが描かれた。

 問題視されているエピソードのひとつは、新社長が『恋する森の中へ』の新規イベントを下請けに丸投げしたせいで作画崩壊するというトラブルが起こったこと。『ペガサス』社員たちが混乱し激怒している中、ファンの間で『恋森』の改善点を書き連ねたブログが話題になっていると白石聖(23)演じる杏奈が知らせにやって来るという展開が描かれた。

「ブログは匿名で書かれたものにも関わらず、それを読んだ瞬間、社員たちは全員、泉美の書いたものだと確信。ひとしきり感動したあと『これを基に今から修正作業始めよう』と、そのブログを参考にして修正しようと意気込んでいました。しかし、視聴者からは『なんで泉美だって決めつけてるの…?』『匿名ブログ基にするってヤバすぎる』『会社として大丈夫?』と、まさかの対応に困惑の声が殺到することに。泉美にもまったく確認していないこともあり、リテラシーを問う声が聞かれていました」(芸能ライター)

 また、初回から裏の顔を匂わせてきた、船越英一郎(61)演じる『ランタン・ホールディングス』社長・十蔵にも疑問の声が集まっている。

「最終的に『ペガサス』の社員たちは再度独立を決心し、それが叶わないのならば辞表を提出すると表明。この覚悟に十蔵はあっさりと折れ、すぐに売却の手続きを進めるよう部下に指示していました。理由について十蔵は、久しぶりに会った孫に『恋する森の中へ、おじいちゃんの会社になってからつまらなくなった』と言われたと明かし『顧客の気持ちの中に全ての答えがあるってことだ』と話していましたが、『ペガサス』の買収も正規の手段で行い、社員たちの抗議であっさり売却を決めた十蔵には、初回から匂わせていたほどの裏の顔はあまり感じられず。視聴者からは『ただのいいやつで笑った』『孫最強じゃない?』『結局なにがしたかったんだ…』という声が聞かれていました」(同)

 ツッコミどころが多すぎた本作。ある意味、ドラマファンの記憶に残る作品となったかもしれない。

情報提供元: Daily News Online
記事名:「 『推しの王子様』ハチャメチャ最終回に視聴者が困惑「ヤバすぎる」