なぜサロントリートメントは1週間も持たないのか?




自宅でやるよりもハイクオリティな薬品と技術で行うサロンでのトリートメントですが、お金と時間をかけても数日間で効果が薄れてしまうのはなぜなのでしょうか。



その答えを知るべく、立地柄、日々美意識の高い顧客を相手にヘアの悩みを解決しているプロを訪ねてみました。




南青山アンサルト マスターの久米さんに聞いてみた







「普通のサロントリートメントは、簡単に言うと髪の内部に補修する成分を入れてから、その補修成分が流れ出さないように髪の表面にあるキューティクルを油の膜でコーティングして保護するというものが多いです。

ホームケアと比べれば強固なコーティングを行うので、数回シャンプーを行っくらいではコーティングが無くなりませんし、コーティングが取れたとしても補修成分がすぐに全部流れ出すという事わけではありません。しかし、シャンプーには皮脂をはじめとした油分を溶かす”界面活性剤”が含まれているので、何度もシャンプーをしているうちに油分でできたコーティングは少しずつ洗い流されてしまい、キューティクルの隙間からトリートメントで追加した補修成分も流れ出してしまいます



これが大体1週間。長くても10日間で起こるので、サロンでのトリートメントの効果はそれくらいで薄れてしまうということになります。」




トリートメントを持続させるにはどうすべきか




サロンは1.5〜2ヶ月に1回の頻度で通うという方が一番多いので、やはりトリートメントも最低一ヶ月くらいは持続させたいですよね。では、それだけの長期間持続できるようにするためにはどうすれば良いのでしょうか。




ダメージのない健康な髪はトリートメントの効果が長続きする




実は、健康なバージンヘアは、トリートメントの効果が維持しやすいと言われています。

本来の健康な髪は、髪の内部にあるコルテックスがスポンジのような弾力を持ち、外側のキューティクルがそれを守るようにしっかりとうろこ状に閉じています。そのため、外側からのダメージに強く、髪の内部に水分などを閉じ込めておくことができます。

トリートメントは髪のキューティクルを更に上から閉じて固め、中の補修成分が流出しないようにしていますが、そもそもキューティクルがしっかり閉じている状態であれば、中の補修成分が長くとどまるため、トリートメント効果が長続きするのです。



しかし、ほとんどの方は、紫外線やドライヤーの熱、スタイリングによる摩擦やねじれ、カラー剤やパーマなどで、髪に多かれ少なかれダメージを負っています。ダメージを受けた髪は、本来の機能が十分に働かないため、トリートメントでのコーティングが無くなれば補修成分も流出してしまいやすく、効果が維持しにくくなるのです。




本来の髪の機能を取り戻すサロンケアがあった!




健康な髪は、カラーやパーマによるダメージも受けにくく、トリートメントの効果も維持しやすいということは先ほど説明しました。

でも一度ダメージを受けてしまった髪にその機能を戻すことはできるのでしょうか。



そこで、ぜひご紹介したいのが「リジューム」というサロンケアです。



リジュームを一言でいうなら、キューティクル機能の再生

もう少し説明をすると、トリートメントのように髪の内部に補修成分を追加するのではなく、髪の表面を鱗のように覆っているキューティクルの内側にワックス成分で出来た筒状の層を作り、それがダメージを受けたキューティクルの変わりに機能するというもの。



通常のトリートメントでは髪の表面を油脂で固めるのですが、リジュームはキューティクルの内側にさらにもう一層健康なキューティクルがあるイメージとなるため、シャンプーなどで表面の油脂分が落とされても、キューティクルが開かずにいられるようになるというものです。



これにより髪一本一本がダメージを受けにくく、髪の内部に入れた補修成分なども抜けにくくなります。

つまり、健康な素の髪の機能を取り戻し、その状態を維持できるというわけなのです。




ナチュラル志向なのに効果抜群




リジュームは自然由来成分のワックスを主成分としているため髪や地肌にも優しく、シャンプーなどによって流出しにくい事から、トリートメントの効果を1ヶ月以上持続させる事が可能になる、優れたケア方法だと言えます。

ケミカルなものを敬遠される方や、より自然に髪のエイジングケアをしたい方にとっても嬉しいのではないでしょうか。




リジュームを体験してみた




論より証拠。百聞は一見に如かず。

というわけで、実際にリジュームの施術を受けてその効果を試してみました。



<リジューム の施術手順>

1.濡れた髪にリジューム の薬剤を塗布






2.特殊な波型のアイロンでしっかりと髪の内部に薬剤を浸透させる






3.お湯で洗い流し、乾かす







ストレートヘア編




トリートメントの持続性をあげられるリジューム ですが、まずはリジューム の効果を確認するために、トリートメントはあえて行わずに、リジューム だけを施術して確認しました。









▼得られた効果▼

・髪にハリ・コシ・ツヤが出た

・サラサラと軽やかで、しっとりしていないのにすべすべになった

・髪の一本一本に弾力が出た感じ

・カラーの発色が良くなった(もともと染めた色がアッシュカラーで染色していたが、しばらく経ってから出てきた黄みがリジューム 施術後に減った気がする)




パーマヘア編




リジューム の施術手順は変わりませんが、

今回はパーマした後の髪がパッサパサになっていたので、リジュームと一緒にトリートメントをしてもらいました。









▼▼得られた効果▼▼

・パーマのカールが弾むようにくっきりした

・髪一本一本に弾力が出た

・落ちかけたと思った寒色系カラーが蘇って見える

・毛先のヨレヨレの散らばりがまとまった(毛先までカールが綺麗に出た)



▼▼1ヶ月後の状態▼▼

1ヶ月様子を見ましたが、髪のダメージはほとんど気にならず艶もあります。髪は伸びましたがパーマのカールは毛先までしっかりクルンと弾力があります。






ちなみに、その後2〜3ヶ月経ってもパーマがとれず元気でした(いつもはパーマがそんなに持ちません)




「リジューム」の効果とメリットをまとめると・・・





トリートメントの効果が約1ヶ月持続する!




リジュームは髪の内側で内部を守る方法なので、通常のトリートメントのように1~2週間で効果が無くなってしまうという事が無く、確かに1か月以上効果が持続したのを実感できました。




髪にハリが出るのに、サラサラで軽やかな質感になる




通常のトリートメントのように表面にコーティングをすると、どうしても髪が重くなりがちで、また髪のダメージ状況によっては栄養成分がつきやすい部分とつきにくい部分でムラができてしまいがち。

一方リジュームの場合はダメージした髪の内側にワックス層を配置することにより、髪がピンと背筋を伸ばしたように、自然なハリとコシが出ます。

そのため、トリートメント後の質感がダメージを受ける前の素の髪質のままで、簡単に根元が立ち上がり、ヘアスタイルも自由に作りやすくなります。




カラーやパーマの仕上がりもUP




リジューム で髪の内部を補強することで、髪が持つ本来の機能や状態が安定化します。そのため、乾燥による弾力の低下や、気温や湿度によるキューティクルの開きなどが起きにくく、髪の状態が一定のため、カラーも色落ちしにくく、パーマのカールも均等にかかり、理想的な仕上がりに近づけられます。




施術行程も短く、カラーやパーマと同時に行える




施術の行程も簡単で短時間で行えるため、トリートメントはもちろんのこと、同時にカラーやパーマなどの施術も行えます。美容院に行った際にいつもの施術に追加しやすい点もメリットと言えます。




こんな悩みにぴったり




リジュームは通常のトリートメントよりも長期間持続するため、特に髪が長く毛先が傷みやすいという人におすすめ。

リジュームをかける事で、根本から毛先までしっかりとキューティクルが閉じたような美しい髪を保つ事ができます。



また、普通のトリートメントだと質感が重くなりすぎるという人も、リジュームであれば自然な髪質でケアを行えるので、傷みもなく扱いやすい髪質を作り上げていく事が可能です。


情報提供元: 女美会
記事名:「 トリートメント効果を1ヶ月持続させ、髪が生き生きする「リジューム」〜リピートしたいサロンケア〜