モバイルプロセッサメーカーQualcommは2016年1月4日(現地時間)、VRとARに対応した「Snapdragon 835」プロセッサを発表した。



VRとARが将来的にプラットフォームをパソコンからモバイルに移行するなら、モバイル機器の処理能力を向上することが必要になる。そこで最も有名なモバイルプロセッサメーカーの1つであるクアルコムは、次世代のSnapdragon 835プロセッサを発表した。


Snapdragon 835を使って、スマートフォン、VRとAR用のヘッドマウントディスプレイ(HMD)、IPカメラ、タブレット、モバイルPCやAndroidやWindows 10を実行するその他機器に対応した最新のエンターテイメント体験をサポートすることをクアルコムは目指している。


Adreno 540ビジュアル プロセッシング サブシステムは、従来の製品よりも3Dグラフィックスのレンダリング性能が最大25%向上し、最大60倍の色をサポートする。

さらにSnapdragon 835は、Google Daydream、4K Ultra HDプレミアム(HDR10)ビデオ、広色域10ビットディスプレイ、オブジェクトとシーンベースの3Dオーディオ、独自のセンサー融合ベースの6DoFを含むVRとARモーショントラッキングもサポートしているとのことだ。


Snapdragon 835の性能


Snapdragon 835の性能について詳しい情報は次のとおり。



  • 最大2.45GHzで稼働する4つのパフォーマンスコアと1.9GHzまで稼働する4つのコアを備えたKryo 280 CPU

  • 最大4.6ギガビット/秒の802.11adマルチギガビットWi-Fi

  • OpenGL ES 3.2、フルOpenCL 2.0、Vulkan、DX12をサポートするAdreno 540 GPU

  • HVXを備えたHexagon 682 DSP

  • 10nm FinFET技術で製造


など


参照元サイト名: Qualcomm

URL: https://www.qualcomm.com/news/releases/2017/01/03/qualcomm-snapdragon-835-mobile-platform-power-next-generation-immersive


Copyright ©2017 VR Inside All Rights Reserved.

情報提供元: VR Inside
記事名:「 モバイルプロセッサメーカーQualcomm、VR・AR両対応のSoC「Snapdragon 835」発表