“can/could”と “be able to”はどちらも「〜できる」

を表し、時にどっちを使ったらいいか混乱しますよね。

しかし、どちらでも良いわけではなく、状況によって使い分けが

必要です。今回はどんな時に “can/could”と “be able to”を使うか紹介します!




canの用法


① 能力 〜できる

② 許可 〜してもよいか

③ 依頼 〜してくれないか

④ 可能性 〜することがある、〜がありうる

⑤ 命令 〜してくれて構わない


“can”は主にこの 5 つの用法を持ち、一番良く使われるのは①〜③です。このように “can”には「〜できる」以外にも様々な用法があります。では、”be able to” にはどのような用法があるでしょうか?


be able to の用法


“be able to”には先程の①能力「〜できる」としての用法のみとなります。したがって、今回は “can”と “be able to”の意味が混同しやすい①能力「〜できる」の用法を中心に解説していきます。


can と be able to どちらも使える場合


現在形の時

「〜する能力がある」というのを現在形で述べる時は、どちらを使用しても構いませんが、一般的にネイティブの間では “can”が使用されます。


○ I can speak three languages.

○ I am able to speak three languages.

私は三ヶ国語話すことが出来ます。


過去の能力

過去に「〜する能力があった」という時には過去形の “could”又は “was/were able to”のいずれかを使うことが出来ます。過去に比較的長い期間その能力があったが、今は出来なくなってしまった時に使います。


○ When I was in high school student, I could speak three languages.

○ When I was in high school student, I was able to speak three languages.

高校生の頃、私は三ヶ国語話すことが出来ました。


can がよく使われる場合


受動態を用いる時

be + 過去分詞で受動態の文を作る時、”be able to”を用いると be 動詞が連続してしまうため、この場合は “can”を使います。


○ You can be helped by Brian.

△ You are able to be helped by Brian.

あなたはブライアンに助けてもらうことができます。


be able to のみ場合


過去の出来事

過去に「〜することができた」という時は、”was/were able to”+ 動作動詞 (状態動詞を除く、進行形に出来る一般的な動詞) でのみ使用でき、”was/were able to”でしか表すことが出来ません。これは “could”と “was/were able to”の両方使える「過去の能力」とは違い、今は出来なくなってしまったかどうかは関係ありません。しかし例外があり、知覚動詞 (see, hear, feel 等) を用いる場合は、”could”も使用できます。例を見てみましょう!


○ I was able to read a book yesterday.

昨日、本を読むことができた。

× I could read a book yesterday.


○ We were able to reach the public Wifi.

私達は公共の Wifi を使うことが出来た。

× We could reach the the public Wifi.


○ He was able to see his teacher yesterday.

○ He could see his teacher yesterday.

彼は昨日、先生に会うことができた。


助動詞を用いる時

will, would, should, may, must といった助動詞を用いる場合、その後ろの動詞は原形である必要があるため、will can とは言えません。この場合、助動詞 + “be able to”のみ使用できます。


○ You will be able to speak English in about 3 months.

3ヶ月くらいしたら英語話せるようになるよ。

× You can speak English in about 3 months.


不定詞を用いる時

want to 等の to 不定詞の後には動詞の原形と決まっているので、この場合も “be able to”しか使うことができません。


○ I want to be able to speak four languages.

四ヶ国語話せるようになりたいです。

× I want to can speak four languages.


完了形を用いる時

完了形の文の場合、have/had の後ろには必ず動詞の過去分詞形が来ます。”can”は過去分詞形が無いため、”have/had been able to”の形でしか使うことができません。


○ I haven’t been able to talk with him because he’s surrounded by many people.

彼は沢山の人に囲まれているため、まだ彼とお話が出来ていない。

× I haven’t could talk to him because he’s surrounded by many people.


未来の能力について述べる時

最後に、助動詞を用いる場合と少し重複しますが、未来の能力について述べる場合 “will be able to”しか使うことができません。未来に存在しうる能力については、”can”を使うことができません。しかし例外があり、それが未来の取り決めや予定である場合、”can”も使うことができます。分かりにくいので例を見てみましょう!


○ When I finish studying abroad, I will be able to speak like a native.

× When I finish studying abroad, I can speak like a native.

留学が終わったら、ネイティブみたいに喋れるようになるだろう。


○ I will be able to attend the party tomorrow.

○ I can attend the party tomorrow.

明日パーティーに参加することができます。


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文/ Nao

画像/ Braydon Anderson , CC Licensed


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情報提供元: ボイスチューブ
記事名:「 【 基礎文法 】can と be able to の違い | 用法と使い分けの解説