会社などの組織において、後進の育成は先輩の役割のひとつですが、それは猫社会においても同様であったようです。

 新入りの子猫「うらら」くんのトイレトレーニングを見守っているのは、2歳の先輩猫「とろろ」くん。手取り足取り教えるのではなく、あえてひとりでやらせてみるのは、まさにあるべき姿。

 うららくんをお迎えした当初は、少し警戒する様子を見せていたとろろくんでしたが、今では追いかけっこをしたり、一緒に眠ったりと、すっかり打ち解けた模様。

 もちろんただ仲良しなだけではなく、とろろくんは先輩猫としての役目をしっかり理解しているようで、毛づくろいやご飯を食べているかのチェックなど、普段から何かとお世話を焼いているのだとか。

 今回の動画でも、ドーム型のトイレに少し戸惑い気味のうららくんを、飼い主さんと共に優しく励ましているような素振りが見て取れます。以前は甘えん坊だったそうですが、身も心も大きく成長したようですね。

 子猫を一生懸命育てようとするとろろくんに対し、「お兄ちゃんとして弟の面倒をみている姿に少し感動しました」と、飼い主さんも微笑ましく感じている様子。

 そんな先輩の後押しにより、うららくんは無事にトイレデビューを果たし、砂かきまで完ぺきにこなしていたとのこと。後輩の成長をとろろくんもきっとうれしく感じていたことでしょう。

<記事化協力>
とろろ うららさん(@___to_ro_ro___

(山口弘剛)

情報提供元: おたくま経済新聞
記事名:「 後輩の育成は先輩の役目ニャ 子猫のトイレを見守る先住猫が頼もしい