7月7日にツイッターに投稿された「焼肉」の写真。グリルで肉が焼かれる様子が何とも食欲をそそりますが……実はこの焼肉とグリルは、色鉛筆で描かれた絵なんです!

 続く2、3枚目の写真には、公園の遊具やベンチに焼肉グリルの絵を置いた光景が。頭では絵だと分かっていても、視覚が本物の焼肉と認識してしまうような……不思議な感覚に陥ってしまいます。まさに脳がバグる出来栄え!

 どこからどう見ても本物そっくりな「焼肉」の絵を描いたのは、ツイッターユーザー「みやかわ」さん。

 会社員として働く傍ら、趣味で絵を描いており、過去にもたくさんの錯視を利用した、本物そっくりの色鉛筆画を描き、SNSで公開しています。

 そんなみやかわさんが、新作のモチーフとして焼肉を選んだのは、「最近焼肉食べに行ってないなぁ……」というシンプルな思いから。そこから「グリルが場違いなところに出現したら、シュールで面白いかなぁ」と発想し、焼肉店さながらの、「肉をグリルで焼く様子」を描くことを決めました。

 作品制作にかかった時間は、20~30時間ほど。普段の作品から「そこにある存在感」を強く意識して、色を濃く塗っているみやかわさんですが、今作では特に、焼き網の下の炎や肉の色、グリル内側の影の部分の描写にこだわって描いたとのこと。

 こうして完成した作品は、平面のはずなのに立体的に見える事はもちろん、そのリアルさにおいても圧巻の出来栄え。みやかわさん自身も「想定通りの仕上がりです」と、満足のいく作品となった模様です。

 そしてお待ちかねの「場違いな場所」での写真撮影。公園の遊具やベンチにグリルが出現した光景は、何とも不思議な感覚です。

 みやかわさんは特に「鹿の遊具の上で焼いている写真」がお気に入りなのだとか。長い人生においてもこのようなシーンはなかなか見られるものではないしょう。

 このシュールすぎる光景には、ツイッター上でもたくさんの反応が。作品のリアルさに驚く声はもちろんのこと、「これはおもろすぎる」「このデザインで下敷きかクリアファイルがほしい」と、日常ではあり得ない光景に、多くの方がクスッと笑ってしまったようです。

<記事化協力>
みやかわさん(@miya_drawing)

(山口弘剛)

情報提供元: おたくま経済新聞
記事名:「 色鉛筆画の焼肉に「脳がバグる」 あまりにリアルで絵とは信じられない……