「身につける遊び心」をコンセプトに、見てもつけても楽しめるちょっとユニークなハンドメイドアクセサリーを制作、販売しているマルま工房さん(@MarumaKoubo)。


 東京ビッグサイトで開催された「デザインフェスタvol.55」(5月21日・22日)に出品した作品の中でも、「今回の戦利品の中で1番テンションが上がった」と好評だったのがこの「耳専用洗濯バサミ」です。



 「耳専用洗濯バサミ」という商品名だけを見ると、「どういうこと?」と疑問に思う声も聞こえてきそうですが、文字通りの「耳に取り付ける洗濯バサミのピアス」。


 洗濯バサミって普通は洗濯物を干すために使うものですから、それがまさかピアスになってしまうとは驚きですよね。洗濯バサミを耳につけている人とすれ違ったら、思わず二度見してしまうこと間違いなしでしょう。



 日常生活の中で「耳についてたら面白そうなもの」を常に考えている、というマルま工房さん。今回の作品も「洗濯バサミで挟んだら面白いんじゃないか?」とたまたま閃いたアイデアを、衝動のまま具現化したものなのだそう。


 しかしながら、作品へのこだわりも満載。制作時には「どうやったら本当に洗濯バサミで耳を挟んでいるように見えるか」「挟んでいるように見えつつ、つけ心地を良くするためにはどうすればいいか」に焦点を当て、デザインから試作、商品化まで何度も何度も試行錯誤が重ねられています。



 中でもイチオシポイントと語るのは、「​まるで耳に食い込むくらい強く挟まっているように見えるのに、実際はきちんと耳たぶの厚さ分、隙間が確保されていて快適につけていられる」というフィット感。着用時に「痛くないの?」とツッコまれても、にこやかに対応できそうですね。


 デザフェス当日は、その見た目のインパクトから、たくさんの方が興味を示して足を止めてくれたとのこと。用意していた分は全て完売したというほどの人気ぶりだったようです。



 ちなみにこの「耳専用洗濯バサミ」は、「minne」や「BASE」にて出店している、マルま工房さんのWEBショップで販売されています。パステルカラーや蛍光カラーなどバリエーションも豊富。


 他の作品は全てイヤリングやアレルギー対応パーツへの交換が可能ですが、「耳専用洗濯バサミ」だけは特殊な構造のため今のところピアスのみ。イヤリングについては「鋭意開発中」とのことです。


 この他、マルま工房さんでは「360度どこから見てもリアルな割れた卵のピアス」や「指先サイズなのに本当に光るランタンのピアス」など、見ているだけでも楽しくなる作品が多数販売されています。






<記事化協力>

マルま工房さん(@MarumaKoubo)


(山口弘剛)

情報提供元: おたくま経済新聞
記事名:「 もちろん痛くありません 見てもつけても楽しい「耳専用洗濯バサミ」