2018年は戌年。猫は確かに可愛い相棒ですが、犬も決して負けてはいません。



我が家には現在猫が1匹と犬が2匹。そして地域猫として世話をしている猫が1匹います。犬も猫も同じ屋根の下で一緒にご飯を食べて、一緒に寝る毎日。家族以上恋人未満?のような関係ですが、この犬と猫、残念ながらあまり仲は良くありません。



猫が大好き、でも犬も捨てがたい。できれば犬も猫も一緒に暮らしたいと思ったとき。人と犬と猫が快適に生活するためには、それなりの覚悟とルールが必要です。



それぞれの家庭環境と犬と猫の相性によって違いはありますが、犬と猫、両方一緒に暮らしたいと思ったときに知っておいたほうが良いルールをご紹介します。



 

■優先順位をつけよう




犬と猫とアナタ。お互いに相手をどう思っていると思いますか?例えばアナタは飼い主として犬と猫のご飯を用意し、トイレを掃除しますよね。アナタから見たら、犬も猫も自分のペット。



そんなアナタを見ると犬は「この人は神様だ!」と喜び、アナタを尊敬するそうですが、猫の場合は「こんなに尽くしてくれるなんて、こいつは俺の下僕だ。俺って神様だったんだ!」と自分の偉さに目覚めるとか。



犬は群れで行動する動物なので自然にリーダーに従う本能を持っていますが、猫は単独で暮らすハンター気質。アナタや犬を自分のリーダーとは思わないでしょう。



犬と猫と一緒に暮らし、どちらかに優先順位をつけるとしたら、「猫を先に優先する」方がうまくいきます。



ご飯もお手入れも猫が先。犬は自分が猫の後でもヤキモチは焼きませんが、自分が神様だと思っている猫は、自分が犬よりも後にされると面白くないはず。意味もなく猫パンチやマーキングされるかも知れません。



 

■なるべく生後7週間以内に同居しよう






犬も猫もなるべく小さい頃から一緒に暮らすと、同居がスムーズに行くと言います。生後7週間以内に他の動物と暮らした経験のある犬や猫は、同居してもうまく行く確率が高いと言われています。



猫と暮らしていて、後から犬も暮らす場合は、猫が子猫の時が一番うまく行くはず。そして子猫と子犬という組み合わせなら、将来まるで兄弟のように仲良くなるかも。お互いの体を舐め合ったり、一緒に寝たりと、飼い主さんの理想の生活ができる可能性が高くなります。



どちらかが大人でどちらかが子供、という場合は相性次第で仲良くなる可能性はあります。一番難しいのは、どちらも大人でしかも今まで他の動物と暮らした経験がない場合。



その場合はトライアル期間を設けて、本当にうまくやっていけるか慎重に判断してください。



 

■お互いのパーソナルスペースを作ろう




犬と猫が一緒に暮らす場合、猫と犬それぞれのパーソナルスペースを決めて作ってあげましょう。仲が良くても悪くても、「自分だけの場所」を確保しておくと、共同生活がうまく行く場合が多いのです。



我が家のように犬と猫があまり仲が良くない場合は、パーソナルスペースは離れていた方がお互い落ち着いて暮らせます。



猫はキャットタワーの上や、狭くて人目に付かない場所を好みますが、犬はリビングの隅っこなど、常に飼い主さんが見える場所だと落ち着きます。



そして犬は飼い主と猫と一緒に遊ぶことが嬉しいと感じるかも知れませんが、猫はできれば1:1の関係が良いのかも。猫は意外に神経質です。



これは我が家の場合ですが、犬を撫でた手で猫を撫でると、ぺろぺろと毛づくろいを始めることもありますし、犬が口をつけたウォーターボウルでは決して水を飲みません。(犬は気にしないようですが)



我が家では猫のパーソナルスペースは2階で犬のパーソナルスペースは3階ときっちり分けています。仲が良ければ一緒でも良いのでしょうが、何年も一緒に暮らしても、残念ですがあまり仲良くなりません。



 

■最後に




犬と猫がいる生活。我が家の犬と猫は性格が全く反対。ツンデレな猫の寂しさをフレンドリーな犬が埋めてくれます。



犬の散歩で疲れた時、そっと膝に乗ってくる猫に癒されます。お互いの長所と短所が反対な存在がいることで、飼い主としてはとても幸せな生活を送ることができます。



犬と猫がいる生活、私はとても満足しています。オススメします。ただ1つ、問題があるとすれば、猫に「下僕」扱いされていると、だんだん犬も私を見る目が「下僕」のようになることでしょうか。。。
情報提供元: 猫壱
記事名:「 犬と猫、両方一緒に暮らしたいと思ったら。知っておいて欲しいこと。