季節の変わり目。人間でも体調を崩しやすくなりがちです。気温や気圧の変化で、気持ちが不安定になることもありますよね。



日本は春・夏・秋・冬と季節に富んだお国柄。猫の健康管理、快適に過ごすための生活環境には気をつける必要があります。どの季節も猫が気持ちよく過ごせるように、猫の体と環境をケアする方法や注意点を調べてみました。



 

■季節ごとに気をつけたい猫のお世話の仕方




・1月:暖房器具でのやけどやイタズラに注意しましょう。1月に販売されることが多いポインセチアやシクラメンなどは、猫が誤って食べてしまったら下痢や嘔吐を引き起こすかもしれません。



・2月:そろそろ発情期のシーズン。外に出たいと鳴く猫が増えるかもしれません。脱走を防ぐために部屋のドアに防止扉を設置したり、多頭飼いをされている方は猫同士の喧嘩が増えないように対策を考えておくといいかも知れません。



・3月:春の換毛期の始まりです。この時期は毎日しっかりとブラッシングをしてあげましょう。毛玉が胃の中で大きな塊になる「毛球症」になりやすい時期です。また、猫アレルギーの人は空気清浄機をつけたり、カーテンをこまめに洗うなど部屋の掃除を念入りに行ってください。

 



・4月:気候が落ち着き、天気も穏やかなこの季節は「猫の健康診断」にぴったり。7歳未満の猫は1年に1回、7歳以上になった猫は半年に1回の健康診断が猫のヘルスケアの目安だと言われています。フィラリヤやダニ予防の薬も忘れずに。



・5月:気温の変化が激しい5月。20度を超える日が続いたと思うと突然寒さが戻ることもあります。猫の体調管理をしっかりと行いましょう。またこの時期は猫が大好きな虫などが部屋に入って来る時期です。窓からの脱走対策、部屋の中で虫を追いかけての室内の事故に気をつけましょう。



・6月:ジメジメとした梅雨の時期はフードの管理に気をつけてください。傷んだフードで猫がお腹を壊したり、食欲が低下したりするかも。またカビが発生しやすい時期なので、トイレの掃除や猫のおもちゃはこまめに洗浄をするように心がけて下さい。





いかがですか。季節ごとの猫のお世話の方法。毎日ちゃんと世話をしているつもりでも、月ごとにやることを決めておくと、「ついうっかり」ということがなくなるのではないでしょうか。



特に忘れがちなのが猫の「健康診断」です。私は愛猫の健康診断は猫の誕生月にするようにしていますが、フィラリややダニが発生しやすい4月に行う方が良いかも、と思っています。



猫の発情期、換毛期など、季節ごとに猫のお世話をする方法は変化するはず。よかったら参考にしてみて下さい。後半に続きます。
情報提供元: 猫壱
記事名:「 猫の春・夏・秋・冬。季節ごとに気をつけたい猫のお世話と注意点【前編】