11月20日、読売新聞のYahoo!ニュースで、『対人関係を築きにくいとされる「自閉スペクトラム症」と同じ症状を持つニホンザルを確認した』という記事が流れました。



人間以外の動物で、遺伝子操作をせずにこの「自閉スペクトラム症」が確認されたのは初めてだそうです。



これを発見したのは、自然科学研究機構生理学研究所(愛知県岡崎市)などのチームですが、実は私は以前、猫にも自閉症がいるらしいという記事を読んだことがあります。



対人関係を築きにくい、特殊な情動を持つ自閉症。人間では100人に1人程度の割合で発症する発達障害の1つです。なぜ自閉症が生まれるのか、1つには環境汚染が原因とも言われていますが、はっきりとした原因はわかっていません。



しかし人間に起こるなら、他の動物にも起こるのでは?今回は、猫にもあるかもしれない自閉症の特徴をご紹介しましょう。



 

■予防接種が原因?ホメオパシーで自閉症が改善した猫






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2015年5月、ニューヨークのPR Newswireに載っていた記事を紹介しましょう。(http://www.prnewswire.com/news-releases/homeopathy-helps-autistic-cat-claims-dr-marcie-fallek-300094421.html)



ニューヨークとコネチカットで、ホリスティックな診療をする動物病院の獣医師、Drマルシー・ファレク獣医師によると、レジーという名前の自閉症の猫をホリスティックで治療したところ、改善したと言います。



レジートいう猫はなぜ自閉症だと診断されたのでしょうか。



「レジーが、シーラの家族に加わった時から、事は正常でなかった。

レジーは、視線を合わせず、誰にも自分を触らせなかった。

彼女は、極度に活動的で、家の周りを動揺した様に走り回り、物を床に叩き落していた。他に4匹の猫と2匹の犬がいる家族に暮らしていながら、人間や動物との接触に反応しなかった。窓際に座り、ベネチアンブラインドを執拗にぴしゃりと打っていた。

ハリケーン・サンディ(*2012年に発生したハリケーン)の間中、レジーは、何時間もの間、ピクリとも動かず、ブラインドにしがみついてた。」(原文を抜粋)



確かにこのレジーは人間の自閉症と似ているようです。Drマルシーは予防接種の害を解毒する為のホメオパシーレメディーを使って治療したところ、ホメオパシー治療後、レジーは、リラックスした状態をみせ、人々や他の動物達と交流ができるようになったとか。飼い主とのアイコンタクトを持続できるようになったそうです。



「今では、レジーは人々に自分を撫でさせる事さえします。」と飼い主のシーラは語っていました。



Drマルシーは、猫であろうが子供であろうが、予防接種が自閉症の原因になり得るという見解を非常に強くサポートしているそうです。







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■日本にも自閉症の猫がいた






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「自閉世界」というブログを書いている方が、2007年に自閉症の猫を発見したというブログを書いています。



その猫は、野良猫なのにもかかわらず、人間が近づいても逃げないで不思議そうな表情を浮かべて固まっているとか。危機意識が無く、他の兄弟猫はパッと逃げ出すのに、その子猫だけはいつもぼんやりしているそうです。



果たしてこの猫が自閉症かどうか、他の精神疾患のような気もしますが、皆さんはどう思いますか?



人に懐かない、行動が怪しい猫がいたらそれは自閉症なのかも?



もしかしたら、人間以外でも発達障害の動物はいるのかもしれませんね。
情報提供元: 猫壱
記事名:「 自閉症のニホンザルが発見!でも実は猫にも自閉症はあるらしい…。