老犬の夜鳴きの特徴は?

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老犬の夜鳴きの特徴は、夜中になると低く唸るような声で、何時間も鳴きつづけるというのが特徴です。

昼間は寝ていておとなしいのですが、老犬の夜鳴きの場合は、人間の寝ている時間帯にはじまるので、飼い主さんは睡眠不足になったり、鳴き声でご近所とトラブルになったりして困り果ててしまいます。

この時、犬には何が起こっているのか?次の項目では、老犬の夜鳴きの原因について解説します。

老犬の夜鳴きの原因は?

一番の老犬の夜鳴きの原因は、認知症です。

老犬の夜鳴きの原因が、犬の何か困っていることに対しての欲求(おなかがすいた、のどが渇いた、おしっこがしたい、体が痛いなど)であれば、その困っていることを解消してあげればいいのですが、夜鳴きの原因が、認知症の場合は、簡単ではありません。叱っても無駄です。

それでは、老犬の夜鳴きの原因が、認知症の場合は、どのような対策をとったらよいのでしょうか?次の項目では、老犬の夜鳴きの対処法を解説します。

老犬の夜鳴きの対策法は?

老犬の夜鳴きの対策法は、認知症の対策法と同じです。
認知症は、進行する病気で、今の医学では治療は難しいと言われています。

ですから、少しでも進行を遅らせることに専念します。認知症を遅らせる対策は、抗酸化栄養素(EPA,DHA,オメガ3脂肪酸など)を含んだフードやサプリメントを与える、毎日散歩に連れ出す、昼間は日光浴をさせる、犬を不安にさせない、などです。

フードやサプリメントで抗酸化栄養素を補うことは、認知症の予防になりますが、薬ではないので毎日根気よく補うことが必要となります。
日中散歩に連れ出すことは、適度な運動で体を疲れさせ夜にぐっすり眠れるようになります。

老犬になっても全ての犬が認知症になるわけではありません。
若いときから頭を使うゲームで遊んだり、毎日の散歩コースを複数用意しておき、ランダムにコースを変えるなど刺激のある生活を心がけていると認知症にかかりにくいと言われています。

すでに老犬 になっていても、夜鳴きの問題が起こっていても規則正しい生活に誘ってあげると良いでしょう。
犬は何もすることがなくて暇だと眠ってしまいます。認知症になると昼間はウトウトと眠っていて、夜間に目覚めて夜鳴きするという生活リズムになっていることが多いのです。

昼間に日光浴をさせることは、老化で昼と夜とが狂ってしまった犬の体内時計のスイッチを正常に戻します。
犬も老化とともに耳や目などの機能も衰え、飼い主さんの気配があまり感じられないようになり不安になります。

飼い主さんの存在がすぐに感じられるように、できるならば傍で寝させてあげましょう。それが難しい場合は、飼い主さんの匂いのついた服などをいれてあげます。

以上のような対策をしてみたけれど、全然解消できないという場合は、睡眠薬や抗うつ剤といった投薬治療も必要になってきますので、動物病院を受診してみましょう。

まとめ

犬も高齢化社会になり、長生きをすることで人間と同じように、認知症になることも珍しくありません。

夜鳴きをして迷惑がかかるかもしれませんが、今までの楽しかった思い出を振り返りながら、犬が少しでも長く、その犬らしく暮らせるように、大切にしてあげて下さい。

情報提供元: mofmo
記事名:「 老犬の夜鳴きの原因と対策のコツを一挙に紹介!