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・両手のひらで胸部の左右を触り、肋骨を感じることができるか?
・腰の上を触り腰骨を感じることができるか?
を確認する方法です。
肋骨や腰骨がわからない時は、肥満傾向にあると判断できます。
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成長期に肥満傾向にあると、ダイエットの効果が出にくいカラダになると近年の研究でわかってきました。
そのため、フードの種類や量に気をつける必要があります。
高カロリーのフードを食べている時には、カロリーの低いフードに切り替え、1日に3~4回と分けてダイエット方法を行いましょう。
ダイエットのために急激にフードを減らすと、イライラして攻撃的になったり、盗み食いをしたりとストレスのために思わぬ行動に出ることがあります。
それでは犬も可哀想なので、フードの量を減らした分食物繊維を多くトッピングしてあげましょう。
また、生食や手作り食に切り替えるとダイエットに成功したという例もあるので、食生活の見直しを検討してみて下さい。
最近は犬用のオヤツもグルメ嗜好になってきました。
脂質の多いジャーキー、甘い味のついたビスケットなど、犬たちが喜びそうなオヤツがたくさん市販されています。
このオヤツが肥満の大きな原因になっているのです。
脂肪分や小麦粉などの炭水化物は、犬にとって美味しさの代わりに肥満をもたらします。
ご褒美にオヤツをあげるのなら、リンゴやニンジンなどの野菜やフルーツ、手作りの野菜ビスケットなど、低カロリーのものをお勧めします。
ただ、どちらにしてもあげすぎは禁物です。
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室内飼いが多くなり家庭犬の多くは運動不足に陥っています。
小型犬だからお散歩は必要ないと思っている飼い主も多く、カロリー消費となる運動をさせていないために肥満になる場合があります。
適正な運動をさせずに太ってしまった場合、急激に運動量を増やすことはカラダに負担がかかってしまうため思わぬケガにつながる可能性があるので危険です。
はじめのうちは、坂道や階段のあるコースなどでお散歩をしてみましょう。
肥満の犬は歩きたがらない傾向にありますが、変化のあるお散歩コースにすると新しいもの好きな犬にとって刺激にもなるので、積極的に歩くようになります。
小型犬の場合は、ボールを投げて「持ってこい」をしてみましょう。
短い距離でも意外とカロリーが消費できるので、なるべく長い時間遊んであげると効果的です。
ただし、フローリングなどの滑りやすい床では足腰に負担がかかってしまうので、滑りにくい工夫をしてあげることが大切です。
肥満になってくると足腰に負担がかかるようになります。
レトリバーに多い股関節形成不全などの病気の場合でも、プールや海、川などで泳ぐことは可能です。
水泳は、通常のお散歩に比べカロリーを消費するので、ぜひ泳がせてみて下さい。
リードをつけて2時間のお散歩をしても犬にとってはたいしたカロリー消費につながりません。
「走ってこそ犬」なのです。
ドッグランなどで、思いっきり走らせてあげることで脂肪を筋肉に変えることができます。
筋肉自体は重いものですが、筋肉質の犬で太っている仔はみかけません。
また、筋肉量の多い犬ほど健康で長生きであるというデータも発表されているので、代謝カロリーをあげ筋肉がつく運動を普段の生活に取り入れてあげましょう。
太っていると、人間と同じように内臓疾患、関節の疾患などさまざまな疾患を引き起こす可能性があります。
「美味しそうに食べるから」といって、あげすぎは禁物。
犬は、自分で体重管理はできません。
飼い主である人間が、きちんとした体重管理をし、健康で長生きな毎日を送らせてあげることがとても重要です。