はじめに

いろいろなことで世界一になってギネスに載る人がいます。例えば183.73mの麺を手作りしてギネスに載った日本のシェフや、1,670㎏のからあげを作って「からあげ供給量」の世界一を記録した大分県中津市などがあります。スタンダードなものからちょっと変わったものまで、いろいろな世界一があるので面白いですね。

ギネス記録を作っているのは人間だけではありません。猫も何かしらの分野で世界一の記録を作っています。そこで今回は世界一の記録を作ってギネスに載った猫を紹介したいと思います。スタンダードな記録からちょっと面白い記録までありますよ!

ギネスに載った猫 ~スタンダードな記録編~

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いろいろな記録でギネスに載った猫がいますが。ここではスタンダードな記録を持つ猫たちを紹介します。自分の愛猫と比べながら見るといかにこれらの記録がすごいかが分るでしょう。さらにうちの猫も記録が作れそうだと思うかもしれませんね。

世界一長生きした猫

世界一長生きした猫は何と38歳だったそうです。これはアメリカ合衆国テキサス州のジェイク・ペリーさんが飼っていて、2005年に亡くなった「クリーム・パフ(Creme Puff)」です。1967年8月3日生まれのこのメス猫は、2005年8月6日に亡くなるまで、38年と3日もの長い年月を生きることができました。

ジェイク・ペリーさんはこの記録に続く第二位の「グランパ・レックス・アレン(Granpa Rex Allen)」の飼い主でもあります。スフィンクス種のこのメス猫は34歳という記録を残して亡くなりました。同じ家から2匹の長寿猫が誕生したことになりますね。

長生きの秘訣はあるのでしょうか?クリーム・パフとグランパ・レックス・アレンはよく野菜を食べていたそうです。良質のキャットフードに野菜をトッピングしたら長生きするかもしれませんね。

38歳という記録ですが、人間の年齢でいうと170歳近くになるというわけですからどんなに凄いかがわかりますね。猫の平均寿命はおよそ15歳だと言われています。良質のペットフードを与える飼い主が増えていることや、動物医療の進歩などにより平均寿命が延びているとも言われています。ギネス記録とまではいかなくても、できるだけ長生きできるように大切に飼ってあげたいですね。

世界一長い飼い猫

世界一長いというのは体長のことです。現在生きている世界一長い猫の記録として2018年5月22日に達成されたのが120cmです。イタリアのパビアに住んでいるオスのメインクーンのバリベル(Barivel)はインスタグラムのアカウントも持っていて、プロフィールを見る人からその大きなサイズについて聞かれることが多いとのことです。

とっても大きなバリベルですが、実はとてもおとなしくてシャイな性格だそうです。好きな食べ物はマグロと鶏肉だそうですが、これだけ大きいと食事の量もハンパないことでしょう。抱きかかえるのも一苦労で、まるで虎のようでさえもあります。飼い主のエドガー・スカンドゥッラさんによると、バリベルはまだ成長を続けるかもしれないとのことです。

散歩に連れて行くときはバギーに乗せるそうですが、周りの人たちはバリベルの大きさにビックリして写真をたくさん撮っていくとのことです。バギーに乗った大きな猫は珍しいですよね。おとなしい猫だからできるとも言えます。

世界一小さな猫

大きな猫の記録があれば小さな猫の記録もあります。今まで世界一小さな猫としての記録を残しているのは、体高が7cm、体長が19cmの「ティンカー・トイ(Tinker Toy)」です。このヒマラヤンペルシアのオス猫は、1990年12月25日に産まれ、ちょうど2年半が経った時にこの記録を達成しました。その後1997年11月に亡くなったそうです。

この珍しいほど小さな猫はアメリカ合衆国イリノイ州に住むカトリーナとスコットのフォーブス夫婦によって飼われていました。あまりにも小さいので、踏みつぶしてしまわないように細心の注意を払う必要があったでしょう。

世界一小さな猫とはいっても、普通に食事をしても生まれつき小さかった猫だっただけです。わざと食事を与えないようにして記録更新することのないようにしてくださいね。それに、小さな猫はかわいいですが、小さすぎると気を使わなければならないので心配事も増えてしまいますね。

世界一大きな猫

ライオンと虎の間に産まれたハイブリッド猫のライガー、「ヘラクレス」は2013年に長さ3.33m、体重412.2㎏で世界一大きな猫として記録しました。人間よりも遥かに大きいことが分りますね。これは猫と言うよりは野性に限りなく近い猫ということになります。

ヘラクレスはアメリカ合衆国サウスカロライナ州にあるサファリパークで飼育されています。さすがに普通の家庭で飼育するわけにはいかないサイズですよね。

世界一大きな飼い猫

ギネス記録はカテゴリーが細かく分かれており、野性に近いライガーにはかないませんが飼い猫の部門で、世界一大きい飼い猫としての記録もあります。この記録を持つのはオスのメインクーンの「ルパート」です。体重は何と9㎏もある大型の猫です。大きさで勝負するとやはりメインクーンが上位を独占するようですね。

このルパートですが、見た目も決して肥満体だというわけではありません。これだけ大きいと飼い猫以上の存在感がありますね。食事量もかなり多そうです。飼い主のカイラ・フォスターさんによると、ルパートはまだまだ成長過程にあるとのことです。世界一の記録をこれからも更新し続けるかもしれませんね。

ジャンプ力が世界一の猫

ジャンプした距離を測って記録を作った猫もいます。アメリカ合衆国テキサス州の「アレー」は2013年10月27日に182.88cmという距離をジャンプして記録を作りました。しかし2018年1月30日にこの記録は破られることになります。

アメリカ合衆国カリフォルニア州の「Waffle the warrior cat(猫戦士ワッフル)」という強そうな名前を持つ猫が、213.36cmものジャンプを成功させました。体が柔らくバネのあるジャンプができる猫ならではの記録ですね。

ギネスに載った猫 ~ちょっと変わった記録編~

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スタンダードの記録があればちょっと変わった記録と言うのもあります。ここではよく思いついたなと思うような珍しいギネス記録を紹介しますね。

世界一ヒゲが長い猫

様々な記録を打ち立てている大型猫のメインクーンですが、体のパーツもビッグサイズです。ちょっと変わった記録ですが、フィンランド生まれのメインクーン、「ミッシー」は3歳の時にヒゲを測ったら何と19㎝もあり、見事世界一ヒゲが長い猫としてギネスに載りました。

猫のヒゲと言えばアンテナのような役割をする大切なパーツです。ミッシーのアンテナは高性能だということでしょうか。長いことによって何かの役に立てばいいですね。猫にとって大切なヒゲは、長いからと言って切りそろえたり抜いたりしないでくださいね。ちょっと長いなと思ったら測ってみてください。19㎝を越していたらギネス申請できますよ!

世界一リッチな猫

イギリス人の骨董品ディーラーだったベン・レア氏は、1988年5月に亡くなると相続財産を飼い猫の「ブラッキー(Blackie)」に残しました。他にも庭師や整備士、3つの猫のチャリティー団体などにも相続財産を残したそうですが、ブラッキーに残した金額は何と700万ポンドだったそうです。

この値段は当時のレートでいえば16億円ほどだというのですからビックリです。もちろんブラッキーは世界一リッチな猫になりました。彼の妹のドロシーもこれより数日前に亡くなりましたが、その時に280万ポンドを動物チャリティー団体に残したとのことです。動物をこよなく愛する家族だったのでしょうか。

世界一毛が長い猫

尻尾の長さやヒゲの長さを測って世界一の記録を狙う猫たちがいますが、毛の長さだって立派な記録になります。カリフォルニアのジェイミー・スミスさんが飼っている「ソフィー(Sofie)」は、尻尾の一番長い毛が25.68cmで、今までの記録保持猫の「コロネル・ミャオ(Colonel Meow)」を破って世界記録を達成しました。

ソフィーは捨て猫でしたが、ジェイミーさんに保護されて大切に育てられました。すくすくと育ち始めると毛の長さもどんどんと伸びて行ったようです。測ってみたら世界記録だったのですからビックリしたことでしょう。

世界一指の数が多い猫

指の数の多さもギネス記録になるのですから驚きですね。とはいっても普通指の数って決まっていますよね?猫の場合は前足の指が5本ずつ、後ろ足の指が4本ずつですから、合計18本というのが通常の数でしょう。しかし、日本ではあまり見かけないかもしれませんが、海外では指の数がこれよりも多い猫がいて、ラッキーなことだと考えられているそうです。

さて、2002年9月24日に獣医さんに指の数を数えてもらったジェイク(Jake)には、各足に7本ずつの指があったそうです。つまり合計28本もの指があり、見事世界一指の数が多い猫としてギネスに載りました。普通の猫に比べて10本も多いのですからビックリですよね。

ジェイクはミシェルとポールのコンタント夫婦と一緒にカナダのオンタリオに住んでいます。普通の猫よりも10本多い指を持つ猫ですが、いったいどれほどの幸福を呼ぶのでしょうか。


情報提供元: mofmo
記事名:「 世界一の記録を作った猫たちがいる?!ギネス記録に載った猫たちを紹介!