猫の上目遣いとその理由

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猫が時々、上目遣いで見て来るという経験はないでしょうか。その可愛い仕草には何か意味があるのでしょうか?

今回は、猫がする上目遣いの意味について考えていきましょう。ただ可愛いというだけではないので、特に飼い主さんは猫の気持ちを汲み取ってあげましょう。

上目遣いをしてくるにはそれなりの理由があります。その時々で理由や気持ちは違いますから、1つずつ見ていきましょう。

まずは、飼い主さんを見ながら上目遣いをしている状況と照らし合わせて、3つの理由を考えます。

空のお皿を見た後、上目遣いをしている時

お腹が空いたけど、お皿に何もないよという意思表示です。鳴く事もなく、ジッと飼い主さんを見つめて控え目に訴えているその姿をみると、どの飼い主さんも早く餌をあげたくなりますね!

他にもトイレを見ながら飼い主さんに上目遣いをしている時には、トイレを綺麗にして欲しい、またはドアの方を向きながら上目遣いしている時には、ドアを開けて欲しい…など、猫の向いている方向に要求したい事がありますので、良く観察して察してあげましょう。

上目遣いをしながらすり寄って来る

スリスリとすり寄ってきながら、上目遣いをしている時には、甘えたい気持ちや好意を表しています。他にも、飼い主さんの服の上でゴロゴロと寝ながら上目遣いをしていたり、飼い主さんの体の一部に触りながら上目遣いをしている時にも同じ気持ちです。構って欲しい〜、暇だよ〜という声が聞こえてきそうですね。

飼い主さんの背後に回って上目遣いをする

この行為も猫から好かれているという証拠となります。基本的には猫は、真正面を向いて見つめ合うということはしません。苦手とする行為です。そのため、真正面ではなく真逆である背中に回るようにして見せる姿勢は、あなたには敵意はありません、私は味方ですよというアピールをしている事になります。

猫が飼い主さんに上目遣いする理由としては、基本的に好意があるという事ですから、上目遣いをされたら、その愛情に答えてあげてください。

では、飼っている猫でない子からの上目遣いの理由は何でしょうか?

外で会った猫に上目遣いされたという経験があると思います。その場合の理由としては、先ほどの理由とは反対に警戒しているということが考えられます。

信頼関係のある猫とならば見つめ合っても問題はありません。しかし、先ほども触れたように、猫というのは基本的には見つめ合うことはしませんし、見つめるということは敵意を表しているということになります。

そのため、外にいる知らない猫から上目遣いをされたなら、じっと見返すのではなく目線を反らせて、「あなたに対して敵意はありませんよ」というメッセージを送ってあげてください。知らないでそのまま目線を合わせ続けると、最悪の場合には威嚇されてしまいますので注意が必要です。

上目遣いの他にも、猫の目線の気持ちについても調べてみましょう。

上目遣い以外の猫の目線や仕草と気持ち

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猫は、目線で感情を伝える動物です。目線をよく観察するなら、物を言わない猫でも気持ちを汲み取ることができるでしょう。

猫が何もないところを見つめている場合

何もない空間や、何もない壁の方を向いてひたすら見つめているということがあります。これは、何かの音を聞こうとしている時です。

私たち人間と比べて猫の耳はとても良いので、私たちに聞こえないような音まで聞くことができます。かすかな音、例えば外の風の音、他の猫が通る足音、昆虫が歩くカサカサとした音などです。このような音を聞き分け、なんだろう?と疑問に思っているのかもしれません。

うっとりと目を細めている

猫を撫でている時や、日向ぼっこをしている時、ウトウトしている時など、目を細めている時があります。これは、心地よい、満足している気持ちです。特に、飼い主さんから撫でてもらっていたり、触ってもらっている時にこのようにウットリとした目線をしているということは、飼い主さんを信頼しきっており、リラックスしている状態です。

瞬きをする

どのように瞬きをするかによっても意味が違うようです。

目が合った時にゆっくり一回瞬きをしてくれたら、それはニッコリ笑って愛情を伝えているという意味だそうです。親しい人にしか見せないそうなので、飼い主さんが猫からされたら信頼されていることの証拠です。

また、飼い主さんに呼ばれた時や、飼い主が猫に向かって何か伝えている時に、猫が瞬きをしたら、「聞いているよ」と返事をしている時と言われています。

外にいる知らない猫からも、たまに瞬きされることがありますが、それは敵意はないというメッセージだそうで、その猫と仲良くなりたければ、こちらかもゆっくりと瞬きをしてみましょう。

飼っている猫がゆっくり何度も瞬きする場合はどうでしょうか?それは、「あなたのことが大好きです」という愛情を伝えている証拠です。瞬きの回数が多ければ多いほど「大好き」ということなので、たくさん瞬きをされた飼い主さんは、猫から愛されてるという自信を持ちましょう。

片目でウインクしている時はどうでしょうか?そのような時には、目に異物が入っていたり、何か痛みを感じている場合があります。涙が出ていないか、目ヤニなどないかチェックしてください。何か違和感があるためにウインクのように見える瞬きをしているという可能性があります。異変に気付いたら、早めに動物病院に診てもらいに行きましょう。

猫が目をそらす時

猫が叱られた時や、何かいたずらなどをして罪悪感がある、後ろめたいことがある時に、飼い主さんからそっと目をそらすことがあります。これには、「反省していますよ」という気持ちをアピールしています。それでも、反省後に同じようないたずらをしたりするので、本当に反省しているかどうかは分からないですね。

他にも、喧嘩したくない相手に対して、「敵意はありませんよ」という表現を意味します。そのために、飼い主さんから目をそらすということは、飼い主さんに対して敵意がないことを示し、参っています、すみませんという気持ちの表われです。

猫がテレビやパソコンを見ている

飼い主さんがテレビを見ている時、パソコンで作業中に一緒に画面を見たり、覗いてきたりする事があります。これは、飼い主さんが何を見ているのか興味もありますが、画面の中で動いているものに猫が興味を持っているということです。

あまり動かない画面にはあまり興味がなさそうですが、テレビやパソコンの画面の中で、人や動物が動いていたり、ボールが転がっていくなどの動作があると興味があるようです。興味深く真剣に目で追っていたり、パンチしてみたりと反応するのを見るのも面白いですね。

次に、目線以外でも猫の感情が分かる方法についてみましょう!


情報提供元: mofmo
記事名:「 猫が上目遣いをしてくるのは何故?意味と心理を徹底解説!