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それは尿路結石の原因となるシュウ酸と、甲状腺機能低下症になってしまう可能性があるゴイトロゲンです。
キャベツにはシュウ酸がたくさん含まれています。
シュウ酸は体内でカルシウムと結びついて、シュウ酸カルシウムとなり、それが結晶化すると腎臓や尿管、膀胱、尿道などに結石を生じさせます。
結晶が尿管や尿道につまってしまうと排尿できなくなり、腎臓の機能が低下し、腎不全を招く恐れがあります。
キャベツやブロッコリーなどのアブラナ科に属している野菜には、ゴイトロゲンという成分が含まれています。
ゴイトロゲンは、体内で甲状腺ホルモンをつくるために必要なヨウ素の吸収を阻害するため、甲状腺機能低下症が発症しやすい可能性があります。
現在のところ、キャベツの大量摂取で犬の甲状腺機能が低下したという臨床報告はありませんが、甲状腺疾患を持っている犬には万が一に備えて注意しましょう。